研究課題/領域番号 |
22K10059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
峯 裕一 広島大学, 医系科学研究科(歯), 講師 (60605989)
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研究分担者 |
二川 浩樹 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (10228140)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | MRONJ / ONJ / 薬剤関連顎骨壊死 / 顎骨壊死 |
研究開始時の研究の概要 |
薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)は、骨吸収抑制等の薬剤を使用する患者に稀に見られる難治性の骨壊死であり、補綴歯科領域においても治療の成功を妨げる大きな要因となる。本申請課題では、MRONJに破骨細胞の分化および機能抑制が深く関与している点に焦点を当て、顎骨の骨代謝を局所的にコントロールすることで、発症の予防および治療法を開発することを目的とする。これらを達成するために、我々がこれまでに確立した骨様細胞集塊によるin vitro骨壊死モデルとマウス顎骨壊死モデルによる統合解析を実施する。
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研究実績の概要 |
本研究課題では、薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の発症に破骨細胞の分化および機能抑制が深く関与している点に焦点をあてる。これまでに構築したMRONJモデルマウスに対し、顎骨特異的に骨代謝を制御、特に破骨細胞の機能を正常化することで、MRONJの発症予防および治療効果を示すことを目的とする。これにより、骨吸収抑制剤を使用し破骨細胞の分化、機能抑制が起きている癌患者および骨粗鬆症患者等へ、顎骨特異的な骨代謝制御により、安全に補綴歯科治療を可能とする予防および治療法の開発を目指す。 初年度は、局所的な骨代謝を正常化させる候補物質としてリセドロネートアナログに着目し、研究を実施した。本研究で使用するリセドロネートアナログは、ビスホスホネートであるリセドロネートと構造式はほぼ同一であるものの、骨吸収抑制能がほぼ認められない。 ヒト間葉系幹細胞株に対して細胞活性を評価した結果、リセドロネートアナログの細胞毒性はリセドロネートと同程度であった。次に、ヒト間葉系幹細胞株において、骨分化誘導培地で培養中にリセドロネートおよびリセドロネートアナログがどのような影響を与えるか検討した。その結果、リセドロネート存在下のみ発現が変動する遺伝子候補を同定した。さらに、MRONJモデルマウスに対するリセドロネートアナログの効果を検証するための実験を開始した。次年度以降は、今年度の知見を基に、MRONJモデルマウスの詳細な解析を実施する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
リセドロネートアナログによるMRONJ新規治療法の開発を目指すにあたり、in vitroおよびin vivoの両面から実験を開始している。ヒト間葉系幹細胞株においてリセドロネートとリセドロネートアナログの反応性の差異について検証を進めている。また、MRONJモデルマウスの対する発症予防効果の予備的検討が進んでいることから、おおむね順調に進展していると考える。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降は、MRONJモデルマウスの詳細な解析を実施する。特に、組織学的および分子生物学的解析を実施する。
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