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オーラルリハビリテーションにおける咀嚼時舌運動の評価基準の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K10087
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

覚道 昌樹  大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (80758061)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード舌 / 超音波 / 舌運動 / 押しつぶし / 物性 / テクスチャー / 咀嚼 / UDF / 筋電 / リハビリテーション
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、エコー検査を使って、脳血管障害患者や認知症患者のその時々の能力に合ったオーラルリハビリテーションにおける咀嚼時舌運動の評価基準を確立することです。本研究で用いる超音波画像検査は検査手技が容易で、生体に為害性がなく、生理的状態を保ちながら、リアルタイムで舌運動の観察が可能です。また、使用する食品も限定されないことから、食品の物性が検査結果に与える影響がありません。

研究実績の概要

2023年度は主としてオーラルリハビリテーションにおける市販されている被験食品の物性計測を行った.
本研究の最終目標はオーラルリハビリテーションにおける咀嚼時舌運動の評価基準の確立である.前年度は舌圧レーニング器具(ペコぱんだ)について超音波診断装置を用いて測定方法におけるバイアスの検討を行い,訓練方法の妥当性と信頼性を報告した.
さらに本年度においては,オーラルリハビリテーションにおいて欠かすことのできない訓練食について知見を拡大し,市販されている咀嚼調整食品が嚥下調整食分類やUDF区分に真に相当した値と理想的な舌トレーニング効果が獲得できるのかを検討するために,物性測定を行っている.現在,嚥下調整食分類とUDF区分を参考として,舌でつぶせる食品と歯ぐきでつぶせる食品から数種の食品を決めて研究を行っている.
今後は物性値の横断的調査の報告とそれらを摂取したときの舌運動がどのように発現するのかを超音波診断装置を用いて検討する予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度の研究において新たに購入した研究機器はなく,被験食品を適宜購入できる環境である.研究はおおむね順調に進展している.

今後の研究の推進方策

2024年度は2023年度から行っている食品の物性計測の継続と,食品を用いた健常成人の舌運動の観察研究のための対象者の募集を行い,実際に食品を摂取した際の舌運動を超音波診断装置を用いて観察研究する予定である.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 食品の違いが咀嚼時舌運動動態に与える影響-超音波診断装置を用いた検討-2022

    • 著者名/発表者名
      谷口晃平,覺道昌樹,松尾信至,吉川由華,今井敦子,田中順子,柏木宏介
    • 雑誌名

      日本口腔リハビリテーション学会雑誌

      巻: 35 ページ: 20-26

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 舌トレーニング用具使用時の位置付けの観察2023

    • 著者名/発表者名
      谷口晃平,松尾信至,覺道昌樹,吉川由華,糸田昌平,安井由香,田中順子,柏木宏介
    • 学会等名
      第37回日本口腔リハビリテーション学会学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 物性が異なる食品の咀嚼嚥下時舌運動の観察―超音波診断装置を用いた計測の試み―2022

    • 著者名/発表者名
      覺道昌樹,谷口晃平,松尾信至,安井由香,吉川由華,今井敦子,田中順子,柏木宏介
    • 学会等名
      令和4年度公益社団法人日本補綴歯科学会関西支部学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 超音波診断装置を用いた各食品摂取時の舌運動動態の検討2022

    • 著者名/発表者名
      谷口晃平,覺道昌樹,松尾信至,安井由香,今井敦子,田中順子,柏木宏介
    • 学会等名
      第36回日本口腔リハビリテーション学会学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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