研究課題/領域番号 |
22K10091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
吉田 和也 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (90263087)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ボツリヌス毒素 / ボツリヌス治療 / 顎関節症 / ブラキシズム / 咀嚼筋痛 / 顎口腔ジストニア / 顎顔面痛 / 慢性疼痛 |
研究開始時の研究の概要 |
ボツリヌス毒素製剤は筋弛緩効果と鎮痛効果を併せ持ち、歯科疾患では顎関節症やブラキシズムが最適の対象疾患と考える。最近、B型製剤にA型製剤より強力な鎮痛効果があることが明らかとなった。申請者は30年前より筋過緊張に起因する疾患をボツリヌス毒素製剤によって治療してきた。本研究の目的は鑑別診断用問診票で非適応症例を除外した顎関節症およびブラキシズム患者にB型製剤をCAD/CAMによる確実な注射法で応用し、アセスメントツールにて客観的に評価し、トリプルマスク化した無作為化比較試験でその効果を実証することである。本法が画期的な治療法になり、ボツリヌス毒素製剤の適応拡大に繋がることを期待している。
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研究実績の概要 |
疼痛、圧痛部位を筋電図検査も含めて施注筋を慎重に診断する。CTを撮影し、患者の症状に応じて、咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋に対して注射針を筋腹の最も理想的な位置に誘導するための刺入ガイドをCAD/CAMにて刺入ガイドを作製する。ボツリヌス毒素製剤を適量の生理食塩水(1-2ml)で溶解し、疼痛や圧痛を生じる部位に刺入ガイドを利用して分割して注射する。 申請者のアセスメントツール、Visual Analogue Scale、痛みの頻度、下顎運動、咬合、咬合力の検査値を治療前、ボツリヌス治療後1、2、3か月で評価する。また、ボツリヌス治療後の副作用、効果の持続期間を調査する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
B型ボツリヌス毒素の適応外使用の倫理審査の申請に長期間を要し、研究の進捗状況に影響を及ぼしている。しかし、ボトックスに関しては順調にデータが蓄積し、学会および論文発表も積極的に行っている。
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今後の研究の推進方策 |
ボトックスに関しては順調にデータを蓄積し、学会および論文発表も積極的に行う。
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