研究課題/領域番号 |
22K10125
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大河内 孝子 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (90398280)
|
研究分担者 |
野添 悦郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40208351)
中村 典史 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (60217875)
神谷 亨 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (80295005)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 三次元画像解析 / 唇顎口蓋裂 / 相同モデル |
研究開始時の研究の概要 |
1) 術前術後の3次元動画撮影と症例分析:当科所有の三次元計測装置で口唇周囲の計測点の動きおよび速度の差を評価する. 2)計測点及び評価基準の設定:どの術式がどこに影響を与えるか分析することで新しい計測点の評価を行う. 3)正常人との比較分析 4)四次元の評価と術式へのフィードバック:術前後の画像の左右を比較することで術式による変化を分析,不十分な部分への新たな術式を検討する.まずは三次元動画の撮影ならびに分析方法の確立と健常人のコントロール値の設定を行う.次に口唇裂患者への応用および分析結果の比較・検討を行い,最終的には手術の際の手術アプローチ部位の明確化へつなげる事を考えている
|
研究実績の概要 |
実績としては昨年度、外鼻修正術後の三次元解析に関し以下の論文Three-dimensional nasal forms following unilateral cleft-lip nose correction with mandibular ramus cortical bone augmentation for concaved nasal dorsum.がJournal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathologyに掲載された。 外鼻修正術前後の三次元データの収集は順調にいっているものの解析が遅れている。昨年10月にHBM-Rugleと相同モデルを購入し解析を行う環境は整備されつつある。新しい解析ソフトの購入で解析スピードは格段に上がった。現在、術後6ヶ月経過し解析まで修了した外鼻修正術後の症例については今年度口腔外科学会で発表予定である。 4次元の解析については、九州工業大学においてプログラミングの準備をしているが、術前後の顔の動きを撮影するのに難渋しており今後三次元カメラを当科に現存するArtecに替えて撮影を試みる予定である。4次元化への基礎的研究は九州工業大学で開始されており、次回の日本医用画像工学会(JAMIT)で「3 次元点群動画像を用いた顔の時系列変化の検出および非対称度評価」として発表予定である。今後実症例の画像を使用して新しい評価方法を構築していく予定。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者および分担者の部署異動に伴い遅れを生じている。 また撮影機器もVECTRAでうまくいかない部分をArtecに替える予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
画像分析に関してはソフトの変更を行って時間の短縮およびさらに詳しい分析が行えうる予定である。また、コロナが落ち着いたため九州工業大学との直接打ち合わせも再開できる見込みである。 撮影した画像を解析しデータとして整理するために分担者の変更を行う予定。
|