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がん微小環境における腫瘍免疫破綻因子としての口腔細菌ジペプチダーゼ

研究課題

研究課題/領域番号 22K10131
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関岩手医科大学

研究代表者

鈴木 舟  岩手医科大学, 歯学部, 助教 (50849429)

研究分担者 石河 太知  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (10569247)
川井 忠  岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (50547263)
山田 浩之  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (90267542)
下山 佑  岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (90453331)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードS.anginosus / 基質特異性 / ケモカイン切断能に対する解析 / rSaDPP4 / がん微小環境 / 腫瘍免疫 / ケモカイン / 細菌感染 / DPP4
研究開始時の研究の概要

口腔レンサ球菌のDPP4 と腫瘍免疫機構の関連性に着目し,
Ⅰ. 口腔レンサ球菌DPP4 のケモカイン切断能
Ⅱ. 切断されたケモカインによるリンパ球の腫瘍免疫能
について検討をし,口腔の悪性腫瘍の増大・進展に関わる口腔細菌の新たな病原性の解明を行う.

研究実績の概要

SaDPP4の酵素学的性状と特異性を解析した。KEGGを用いて、S.anginosus由来のDPP4遺伝子のオーソログ検索を行い(ohara-Nemotoら、PMID:30203018)、30%以上の相動性を有する口腔レンサ球菌をピックアップした。DPP4活性を比較するために、代表的な口腔レンサ球菌をピックアップした。初期定着菌群である、S. mitis、S. oralis、う蝕原性菌であるS. mutans、S. sobrinus唾液中にもっとも多く分布するS. salivariusをピックアップした。これらによる基質特異性を解析したところ、S.anginosusがGly-Pro-MCAに対して高いプロテアーゼ活性を有していることが確認できた。このことから、S.anginosusの有するSaDPP4がGly-Proを有するジペプチドに対して、特異性を有していることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

KEGGを用いて代表的な口腔連鎖球菌をピックアップし、菌体による基質特異性を解析したところ、予備実験による結果に加えてS.anginosusが比較的ジペプチジルに対するペプチダーゼ活性を比較的高く有することが判明した。

今後の研究の推進方策

今後の予定としては、遺伝子組み換え実験を行い、SaDPP4の精製量を増やし、基質特異性の解析、ならびに質量解析によるケモカインの不活性能について検討を進める。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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