• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

神経障害性疼痛の病態におけるTRPV1 Self-activation仮説の立証

研究課題

研究課題/領域番号 22K10158
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

代田 達夫  昭和大学, 歯学部, 教授 (60235760)

研究分担者 佐藤 仁  昭和大学, 歯学部, 講師 (00594954)
篠田 雅路  日本大学, 歯学部, 教授 (20362238)
椋代 義樹  昭和大学, 歯学部, 講師 (50325099)
稲田 大佳暢  昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (80909119)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード末梢神経障害 / 神経障害性疼痛 / シュワン細胞 / マクロファージ / c-jun / 感覚神経細胞 / TRPV1 / 活性酸素種 / 三叉神経節
研究開始時の研究の概要

TRPV1はSUMOによる翻訳後修飾を受け炎症性疼痛の増強に関与し,タンパク質のSUMO化は活性酸素種(Reactive oxygen species: ROS)によってその活性が調節されることが報告されている.そこで,本研究では,下歯槽神経損傷モデルを作製し,1) 三叉神経節におけるTRPV1とSUMOの局在,2)TRPV1阻害薬や抗酸化物質の投与によるSUMOの局在性の変化,および3)三叉神経節内にカプサイシンを投与によるSUMOの局在性の変化の三項目について解析する.

研究実績の概要

末梢神経損傷後の神経再生過程にはシュワン細胞やマクロファージの関与が報告されている。しかし、両者間の情報伝達を介した軸索再生および神経障害性疼痛の発症機序については不明な点が多い。本研究では末梢神経損傷後の感覚神経が再生する過程における各種細胞におけるTRPV1 (Transient Receptor Potential Vanilloid 1)や JNK(c-Jun N-terminal kinase)、c-Junなどの局在を解析している。昨年度までの研究により末梢神経損傷後、局所の神経損傷部位に遊走するマクロファージが損傷後の神経機能回復に寄与することを示し、マクロファージの除去により神経再生が遅延することを示した。この際にc-jun陽性シュワン細胞が消失することから、本年度はシュワン細胞や感覚神経細胞とマクロファージの細胞間情報伝達系に注目して解析を行っている。リソソーム酵素であるカテプシンSが発現することも明らかとした。感覚神経細胞には複数のイオンチャネル型受容体であるTRP(Transient receptor potential)チャネルが存在し、マクロファージの除去による影響はTRPV1よりもTRPA1に大きな影響を及ぼすことが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

マクロファージの除去による感覚神経細胞におけるTRPV1の発現変化が乏しいこと

今後の研究の推進方策

TRPV1のみならずTRPA1を介したマクロファージと感覚神経細胞間のクロストークに着目し解析を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マクロファージ由来カテプシンSによる 神経再生メカニズムの解析2022

    • 著者名/発表者名
      大島絵莉,佐藤仁,池端陽介,代田達夫
    • 学会等名
      第56回日本口腔科学会関東地方部会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi