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口腔発癌における骨髄幹細胞の関与:マウスモデルを用いた検証と診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 22K10179
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関獨協医科大学

研究代表者

川又 均  獨協医科大学, 医学部, 教授 (70224847)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード口腔扁平上皮癌 / 発生母細胞 / 唾液腺 / 骨髄細胞 / マウス / 免疫染色
研究開始時の研究の概要

口腔扁平上皮癌は,上皮幹細胞ばかりか唾液腺幹細胞,骨髄由来幹細胞からも発生し得ることを,臨床材料を用いて間接的に証明してきた.本研究では,口腔重層扁平上皮が骨髄由来幹細胞(間葉系幹細胞)から分化可能であるか,さらにその骨髄幹細胞由来口腔重層扁平上皮細胞は癌化のリスクが高く,実際に癌化するかを動物実験で直接的に証明する.それと並行して,これまでの臨床研究,基礎研究で得られた口腔扁平上皮癌の発生母細胞を識別し得る分子マーカーを用いて,マイクロアレイ解析により,検査レベルで骨髄幹細胞由来超高悪性口腔扁平上皮癌や唾液腺幹細胞由来高悪性口腔扁平上皮癌をハイスループットで診断するシステムを構築する.

研究実績の概要

マイクロアレイ解析と並行して,ハイスループットな方法として免疫染色での解析を並行して行っている.マイクロアレイで同定した発生母細胞を同定可能な遺伝子産物に対する抗体を選別し,予備実験で免疫染色に使用可能か,評価可能かを検索した.その結果3種類の抗体が免疫染色に使用可能であることが検証できた.50症例以上の口腔扁平上皮癌で免疫染色が終了し,現在評価をを行っているところである.発生母細胞(今回は唾液腺由来)臨床病態,病理所見,予後等との関連を検討しているところである.

動物実験に関しては,移植手技の安定化に注力しており,安定してくれば,炎症誘発,上皮の修復に骨髄細胞の関与があるかを検証する予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

動物実験の再現性が安定せず,移植成功した動物の数が揃えられない.手技の改善を行っている.免疫染色による発生母細胞の同定は概ね順調に進んでおり,今年度内に一定の結論を出せそうである.

今後の研究の推進方策

動物実験に関しては,マウスの骨髄移植の手技を完成しているラボに出向き,種々ノウハウを習得する予定にしている.免疫染色は継続して解析を行う.マイクロアレイのサンプルはある程度集積したところで解析に回す予定である.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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