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オーラルフレイルが全身に及ぼす影響の解明:動物モデルの行動学的・分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 22K10292
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

藤下 あゆみ  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (30755723)

研究分担者 吉田 教明  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (40230750)
佛坂 斉祉  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (90199513)
吉見 知子  長崎大学, 病院(歯学系), 医員 (20805973)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードオーラルフレイル / マウス
研究開始時の研究の概要

高齢社会を迎えた現在、生涯にわたる口腔機能の維持・向上が重要な課題となっており、「オーラルフレイル」の概念が注目されている。しかし、その診断の指標や治療法は未だ検討段階にある。本研究ではオーラルフレイルモデルマウスに対して、顎運動ならびに舌運動、筋活動などの生体情報を同時計測する多元的機能解析システムおよび3DマイクロCTによる経時的な形態変化観察を行い、顎口腔領域の機能的変化および形態的変化を解明する。また行動学的実験により認知機能を評価し、さらに老化マーカー分子を定量することにより細胞生物学的な加齢変化へもたらす影響についても解明する。

研究実績の概要

高齢社会を迎えた現在、生涯にわたる口腔機能の維持・向上が重要な課題となっており、「オーラルフレイル」の概念が注目されている。しかし、その診断の指標や治療法は未だ検討段階にある。本研究はオーラルフレイルモデルマウスに対して、顎運動ならびに舌運動、筋活動などの生体情報を同時計測する多元的機能解析システムおよび3DマイクロCTによる経時的な形態変化観察を行い、顎口腔領域の機能的変化および形態的変化を解明する。また行動学的実験により認知機能を評価し、さらに老化マーカー分子を定量することにより細胞生物学的な加齢変化へもたらす影響についても解明する。
本研究の目的は、オーラルフレイルの病態解析および全身性に及ぼす影響の基礎的データを取得することである。オーラルフレイルモデル構築に神経筋接合部でのアセチルコリン放出阻害作用のあるA型ボツリヌストキシン(BTX)をマウスの咀嚼筋に投与し、筋機能を低下させる手法は、既存の機能低下モデル構築法と異なり、血液供給を持続させたまま、手術に伴う瘢痕や神経障害を生じることなく特定の咀嚼筋に限局的に作用する。手技的な侵襲がほぼないため、介入後の縦断的観察に適しており、オーラルフレイルによる全身への影響の評価の精度が向上する。
今年度は、高齢期にあたる生後24週齢マウスの咬筋と側頭筋にA型ボツリヌストキシン(BTX)を0.5・1・2ユニット(U)注射し、機能低下を惹起した。2週毎に動物実験用3DマイクロCTによるマウス頭部の形態データ収集を行いながら30週齢まで飼育し、骨形態データの解析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

機器の故障により予定していたデータ計測および解析が困難となったため。現在一部システムを変更して実験を継続している。

今後の研究の推進方策

サンプル数を増やして形態データ解析および顎口腔機能データの解析を行い、ボツリヌストキシンの注入量を変化させることで、咀嚼機能にどのような違いが表れるか比較検証を予定する。また、行動実験により経時的に認知機能を評価する予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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