研究課題/領域番号 |
22K10335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
丹田 奈緒子 東北大学, 歯学研究科, 講師 (00422121)
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研究分担者 |
石田 孝宣 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00292318)
赤池 孝章 東北大学, 医学系研究科, 教授 (20231798)
鷲尾 純平 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (20400260)
多田 寛 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (50436127)
高橋 信博 東北大学, 歯学研究科, 教授 (60183852)
小関 健由 東北大学, 歯学研究科, 教授 (80291128)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 乳癌 / 骨転移・骨関連事象 / 呼気 / 口腔環境 / 呼気オミックス / 口腔支援システム / ALDH2 |
研究開始時の研究の概要 |
乳癌は骨に転移しやすいため長期的な薬物療法中の乳癌患者の口腔管理には骨転移のリスクを含めた病状の理解が必要となる。 本研究は、アルデヒド等代謝物の蓄積が骨転移のリスク因子となりうるかについて呼気オミックスとALDH2遺伝子多型から解析し、薬物療法時ならびに骨吸収抑制薬使用時の口腔環境因子を分析することにより、長期薬物療法中乳癌患者の顎骨壊死等有害事象の予防を目指した口腔支援システムを開発するものである。
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研究実績の概要 |
乳癌は世界で最も罹患率の高い悪性腫瘍で骨転移を伴うことが多く長期的な病状の制御と薬物療法が必要とされている。骨転移に伴う骨関連事象の抑制のため骨吸収抑制薬が使用されるが、その副作用である顎骨壊死に対し日本乳癌学会では薬剤使用開始前の口腔内リスク評価と薬剤使用中の定期的な口腔管理を推奨している。長期的な薬物療法中の乳癌患者の口腔管理には骨転移のリスクを含めた病状の理解が必要となる。2型アルデヒド脱水素酵素(aldehyde dehydrogenase 2: ALDH2)のALDH2遺伝子多型はアセトアルデヒドの体内蓄積を引き起こす。本研究の目的は、アルデヒド等代謝物の蓄積が骨転移の予測因子となりうるかについて呼気オミックスとALDH2遺伝子多型から解析し、薬物療法時ならびに骨吸収抑制薬使用時の口腔環境因子について探索することにより、長期薬物療法中乳癌患者の顎骨壊死等有害事象の予防を目指した口腔支援システムを開発することである。 初年度は「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に従い、東北大学大学院歯学研究科研究倫理委員会へ臨床研究倫理申請を行った。「乳癌患者の骨転移・骨関連事象に関する呼気・口腔環境の解析」という課題名のもと、研究実施許可を得た。その後当院総合外科(乳腺・内分泌外科)患者を対象に、現在まで30名の適格症例の研究登録同意を得た。飲酒・喫煙・口腔衛生についての質問とともに口腔内診査を行い、呼気凝縮液の回収、その際の安静時唾液採取、遺伝子検査等を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理申請、承認まで時間がかかったこと、コロナ感染の影響で乳癌患者の登録が進みにくかったことが計画の遅れに影響していると思われる。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナ感染症は今年度5月から感染症5類へ変更予定のため、患者の登録は前年度に比較し進みやすくなると予想される。登録症例数を少しずつ増やしながら、呼気凝縮液のオミックス解析と唾液の分析を進める。 予定登録数の半数程度が登録できた時点で解析状況の把握と対象患者登録状況について中間解析を行い必要があれば対象患者の拡大を検討する。
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