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医療安全文化醸成度と関連要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K10361
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関島根大学

研究代表者

遠藤 進一  島根大学, 医学部, 薬剤主任 (40941969)

研究分担者 今中 雄一  京都大学, 医学研究科, 教授 (10256919)
福田 誠司  椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (30273147)
廣瀬 昌博  神戸大学, 医学研究科, 非常勤講師 (30359806)
村上 玄樹  産業医科大学, 大学病院, 講師 (50549756)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード医療安全文化醸成度測定調査 / 医療安全文化醸成度
研究開始時の研究の概要

わが国の医療安全活動は1999年の手術取り違え事例を契機に始まり、20年以上が経過したが、近年その様相は変化し、医師の倫理観やプロフェッショナリズムに関わる事例が増えている。そこで、米国患者安全政府機関のAHRQが開発した病院版患者安全文化測定調査票(HSPSC)を用いて、①医療安全文化醸成度の経時的変化、②医療安全文化醸成度と倫理観・プロフェッショナリズムとの関連性、医療安全文化醸成度と③京大版安全文化調査票との関連性の検証および④米欧内科学会の提唱する医師憲章との関連性を検証し、最終的に⑤今後の医療安全研修プログラムに資するエビデンスを創出する。

研究実績の概要

本研究は、1)医療安全文化醸成度と医療安全管理体制等参加病院の属性との関連性、2)医療安全文化醸成度と医師の倫理観・プロフェッショナリズムとの関連性、3)医療安全文化醸成度と京大版安全文化調査との関連性、4)医療安全文化醸成度と米欧内科学会の提唱する医師憲章との関連性を検証し、協力施設には施設ごとの解析結果を調査レポートにて報告し、要望のあった施設に対しては直接報告会を実施していくものである。
2022年度から2023年度初旬にかけて、全国の医療安全対策加算1および2の算定全施設4,032施設に郵送にて協力依頼を行った。協力依頼した項目は①AHRQ開発、種田氏翻訳の医療安全文化醸成度測定調査、②京都大学医療経済学分野の研究チーム開発の組織安全文化調査、③欧米内科3学会提唱による倫理観・プロフェッショナリズムに関する調査である。
郵送依頼した全国の医療安全対策加算1および2の算定全施設4,032施設のうち、378施設から協力了承の回答を得ることができた。2022年度から2023年度は、調査協力の有無についての依頼・確認を行い、予想以上の施設から協力依頼を得ることができたため、電子的に回答を得る必要があると研究分担者との打ち合わせにおいて決定したため、調査集計システムを構築し、2023年11月から2024年1月の期間で調査を実施した。
研究分担者と解析方法等の打ち合わせを実施し、今後の対策について検討した。
また、2013年度と2019年度に実施した医療安全文化醸成度測定調査の比較に関する学会発表を、ISPOR2023および第61回日本医療・安全管理学会総会に行い、それぞれの学会で情報収集を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

令和4年度から5年度にかけて、全国の医療安全対策加算1および2の算定全施設4,032施設に郵送にて協力依頼を行った。協力依頼した項目は①AHRQ開発、種田氏翻訳の医療安全文化醸成度測定調査、②京都大学医療経済学分野の研究チーム開発の組織安全文化調査、③欧米内科3学会提唱による倫理観・プロフェッショナリズムに関する調査である。
協力の了解は、そのうち378施設からあり、令和5年11月から令和6年1月の期間で調査を電子的にシステムを構築し実施した。
ただし、多くの施設から協力が得られることになったため、電子システムの構築を要したたため、予定よりやや進捗が遅れている。
協力施設には施設ごとの解析結果の報告については、要望のあった全施設に対しては直接報告会を実施していく予定であったが、協力施設数が予想以上に多いため、施設を厳選して実施していくこととし、研究分担者と解析方法等も含めた打ち合わせを実施し、今後の対策について検討している。

今後の研究の推進方策

2023年度までに、①AHRQ開発、種田氏翻訳の医療安全文化醸成度測定調査、②京都大学医療経済学分野の研究チーム開発の組織安全文化調査を実施した。2024年度は、そのデータの解析を進める。また、解析結果の報告については、要望のあった全施設に対しては直接報告会を実施していく予定であったが、協力施設数が予想以上に多いため、施設を厳選して実施していく。
③欧米内科3学会提唱による倫理観・プロフェッショナリズムに関する調査については、2024年度に協力施設の医師に対して、調査を実施していく予定である(電子的システムによる調査を実施する予定)。
また、引き続き日本医療マネジメント学会学術総会、日本医療・病院管理学会等に参加し、報告とともに情報収集する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] 島根県16 施設における医療安全文化醸成度の2013 年度と2019 年度の調査結果の比較2023

    • 著者名/発表者名
      遠藤進一
    • 学会等名
      第61回日本医療・病院管理学会学術総会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] A 2013-2019 Comparative Study of Patient Safety Culture at 16 Hospitals in Shimane, Japan2023

    • 著者名/発表者名
      遠藤進一
    • 学会等名
      ISPOR2023
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 患者安全文化の醸成を阻むもの:2013 年度と2019 年度の比較から2023

    • 著者名/発表者名
      廣瀨昌博
    • 学会等名
      第25回日本医療マネジメント学会学術総会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] A COMPARATIVE STUDY OF PATIENT SAFETY CULTURE BTW 2013 AND 2019 AT A UNIVERSITY HOSPITAL IN A RURAL AREA OF JAPAN2023

    • 著者名/発表者名
      廣瀨昌博
    • 学会等名
      ISPOR2023
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 島根県16施設における医療安全文化醸成度の2013年度と2019年度の比較2022

    • 著者名/発表者名
      遠藤進一
    • 学会等名
      第24回日本医療マネジメント学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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