研究課題/領域番号 |
22K10370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 医療創生大学 |
研究代表者 |
飯倉 充美 医療創生大学, 国際看護学部, 准教授 (70845213)
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研究分担者 |
田所 潤子 (岡潤子) 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (80782739)
菅原 大地 筑波大学, 人間系, 助教 (10826720)
川口 孝泰 医療創生大学, 国際看護学部, 教授 (40214613)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 女性消防吏員 / 職務継続 / キャリアデザイン / ワーク・エンゲイジメント / ワーク・ライフ・バランス |
研究開始時の研究の概要 |
近年、多様な住民へのサービス向上を目的として女性消防吏員の増員が求められている。しかし、女性吏員の位置づけや仕事と家庭の両立などに問題があると言われており、女性特有のライフイベントを経験する女性吏員の職務継続については不明である。 本研究は、女性消防吏員の成功体験とワーク・エンゲイジメントとの関連と、精神的健康 状態の把握から、女性吏員の職務継続支援の在り方を検討することを目的とした。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、女性消防吏員の位置づけや仕事と家庭の両立などの課題を明らかにし、職務継続支援の在り方を検討することである。今年度は茨城県内の女性消防吏員2名にご協力いただき、女性消防吏員の業務内容や妊娠・出産等のライフイベントの影響について聞き取り調査を実施した。また、文献レビューを通して、女性消防吏員のストレスと、女性がマイノリティとして業務に従事する中での経験や困難とその要因を明らかにした。 これらの結果、女性消防吏員は男性優位の組織構成の中業務に従事することで、女性特有の困りごと(ハラスメント的な発言、男性が使用することを前提とした各種器具や防護具のネガティブな影響)を経験していることがわかった。また、男性と比べ女性に特有のライフイベント(妊娠、出産)により、一時的にワーク・ライフ・バランスがとりづらくなり、職場を退職、あるいは部署の異動につながることが示唆された。聞き取り調査に協力していただいた署では、女性消防吏員に対する環境改善の取り組みや男性消防吏員への理解促進のための講習会などを積極的に行っていたが、そういった取り組みだけでは解消できない、女性の職務継続の困難感が抽出された。 文献レビューの対象となった文献はすべて海外で行われた研究であったため、今後は日本の女性消防吏員に対し、今年度の研究成果から明らかになった内容を含めた半構造化インタビューを実施し、その結果をもとに質問紙を作成していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度予定していた文献レビューは実施できているため。
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今後の研究の推進方策 |
聞き取り調査および文献レビューの結果をもとに、半構造化インタビューにもちいるインタビューガイドを作成する。そのガイドを用いて、20名の女性消防吏員を対象にインタビューを実施し、結果をもとに質問紙を作成する。その後女性消防吏員に対し質問紙調査を実施し、女性消防吏員の職務継続のために必要な支援を検討する。
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