研究課題/領域番号 |
22K10453
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
|
研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
新宮 尚人 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (80410512)
|
研究分担者 |
藤田 さより 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 准教授 (10434531)
飯田 妙子 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 助教 (70616474)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 記録様式 / 精神科作業療法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、電子カルテにおける精神科作業療法の体系的な記録システムを開発することを目的としている。精神科病院における電子カルテ導入実績のある企業と共にプロトタイプを作成し、項目数、項目内容の妥当性、操作性、改善点の抽出を検討し、記録時間や実用性の評価、長期的な視点での記録の振り返りを経て、電子カルテで使用するための「精神科作業療法の経過記録様式(最終版)」を完成させる。 以上により、経験の少ない作業療法士でも生活機能のアセスメントに基づく変化の記述が可能となり、質のバラつきを最小限に抑えることが出来る。加えて、作業療法の効果について精度の高い検証が可能となり、再発予防への貢献が期待できる。
|
研究実績の概要 |
精神科作業療法においては、対象者の回復状態を踏まえて、客観的な社会生活能力、作業活動に伴う主観的体験などを総合的に吟味して介入方法を決定している。しかし、その判断根拠となる記録データは、作業療法士の個々の力量にゆだねられ、質のバラつきが生じていることは否めない。「作業療法が何に働きかけ、どのような効果を及ぼすのかを明確に示す」ためには、新人からベテランまで、経験に左右されることなく一定の質を維持した経過記録が書けるよう、体系的な記録システムの開発が必要と考える。本研究は、電子カルテにおける精神科作業療法の体系的な記録システムを開発することを目的としている。そのために、精神科病院における電子カルテ導入実績のある企業と共に、プロトタイプを作成し、項目数、項目内容の妥当性、操作性、改善点の抽出を検討する。その後、記録時間や実用性の評価、長期的な視点での記録の振り返りを経て、電子カルテで使用するための「精神科作業療法の経過記録様式(最終版)」を完成させる。 2022年度は、プロトタイプ作成のための調査を開始する目的で、対象施設をリスト化(約300箇所)し、関連書類の発送準備を整えた。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大(第7波、8波)を踏まえ、対調査の開始を年度末まで見合わせることとした。2023年5月8日に、新型コロナウィルスの感染症類型が「5類」移行となったため、今後の感染動向を見て、調査を開始する時期を判断する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルスの感染拡大(第7波、8波)を踏まえ、調査の開始を、年度末まで見合わせることとしたため。
|
今後の研究の推進方策 |
2023年5月8日に、新型コロナウィルスの感染症類型が「5類」移行となったことを踏まえ、当初の計画から6ヶ月ほどの遅れとなるが、リスト化した対象施設に調査依頼をする。今年度末には一次調査を終える予定である。
|