研究課題/領域番号 |
22K10469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
菅原 亜紀子 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40566808)
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研究分担者 |
春日 秀朗 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70760239)
小林 元 国際医療福祉大学, 医学部, 講師 (20423791)
石川 和信 福島学院大学, 公私立大学の部局等, 特任教授 (80222959)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | SDH / 医療系学生 / 尺度 / 教育 / 健康の社会的決定因子 |
研究開始時の研究の概要 |
「健康の社会的決定要因(SDH)」とは、健康格差を生む学歴や労働条件、住居、医療体制といった社会的・経済的な要因のことをいう。 人々の健康問題にはこうした要因が大きく関わっていることから、SDHに配慮した医療の提供が求められる。医療者教育においてもSDHが注目され始めているが、これから学びゆく医療系学生がSDHをどの程度理解し、活用する能力を持っているのかは明らかでない。 本研究は、医療系学生に対する効果的なSDH教育を行うための基盤づくりとして、医療系学生のSDH理解・活用能力の測定方法を開発し、医療系学生のSDH理解・活用能力の実態を明らかにする。また、職種に応じたSDH教育の提案を行う。
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研究実績の概要 |
健康の社会的決定要因(Social Determinants of health, SDH)は、健康格差を生み出す所得や学歴などの社会格差、労働、居住、医療体制、社会的支援、ジェンダーといった社会的・経済的な要因のことをいう。医療者が人々の健康問題に対応する上では、SDHの理解やそれを活用した支援が不可欠であり、医療者や医療系学生に対するSDH教育の重要性が高まっている。 本研究は、SDH教育の基礎的情報としてSDHに対する医療系学生の理解・活用能力の実態を明らかにするため、その測定尺度を開発することを目的としている。 令和4(2022)年度は、尺度開発のための質問項目作成を行った。具体的には、『The Canadian Facts 2nd edition』(2020)ベースにしたSDHのカテゴリーごとに、SDHに関する情報の入手、理解、評価、活用という4つの能力(リテラシー)を測る項目を作成した。より網羅的かつ医療系学生向けの内容になるよう改変作業中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4(2022)年度内にSDH理解・活用能力測定尺度の(1)質問項目の作成および(2)信頼性・妥当性の検証、を行う計画としていたが、研究外業務の負担増等により(2)までを実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和5(2023)年度は、SDH理解・活用能力測定尺度の信頼性・妥当性の検証、および医療系学生の実態調査準備を行う計画である。 研究分担者との連携強化や一部業務の委託等の工夫により、当該研究の効率的かつ着実な遂行を図る。
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