研究課題/領域番号 |
22K10470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
亀岡 淳一 東北医科薬科大学, 医学部, 特任教授 (30261621)
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研究分担者 |
小林 大輝 東京医科大学, 医学部, 教授 (30769617)
菊川 誠 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60378205)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アウトカム評価 / 初期研修 |
研究開始時の研究の概要 |
本邦の初期研修病院は大学病院と比べて市中病院の割合が少しずつ増えてきている。しかし、市中病院・大学病院での研修後の診療performanceを比較した研究はほとんどない。そこで、我々のカルテピアレビューシステムを用いた解析を計画した。 一方、近年、日本の医学・生物学分野の研究業績の落ち込みが深刻な問題とされており、その原因の一つとして研究者physician scientists(PS)の減少が挙げられる。「市中病院 vs.大学病院」の議論にも初期研修後どれだけPSとなって研究成果を挙げているかという視点が重要であり、その解明目的でアンケートを計画した。
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研究実績の概要 |
2023年度に研究代表者・分担者が集まりカルテピアレビューの評価担当者も交えて討論した結果、カルテピアレビューに関しては、一般の教育関係者が評価できるような汎用化の必要性が指摘され、遠隔システムを駆使して信頼性・妥当性を再度検証する方針となった。全国アンケートに関しては、新専門医制度によって医師の移動が変化し複雑化しているため、対象と設問の見直しの必要性が指摘された。そこで科研費申請時の計画書に立ち返って、縦断的解析と横断的解析それぞれのパイロットスタディを計画した。 研究代表者の所属する東北医科薬科大学病院は、2022年度に一期生が卒業し、2年間の初期研修を終えて、2024年度から多様な道を歩み始めている(東北医科薬科大学と東北大学での専攻医研修に加えて、市中病院での研修継続や、一部は大学院進学)。今後のアンケート項目修正のために、彼らへの意見聴取を実施中である。一方、東北医科薬科大学病院は、さまざまな背景(市中病院あるいは大学病院での初期研修)の専攻医が研修しており、彼らの診療performanceに接する機会も多い。彼らのperformanceをみながら、カルテピアレビューの汎用化へ向けたパイロットスタディを検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
カルテピアレビューに関しては、熟練した評価者のみでなく一般の教育関係者が評価できるような汎用化の必要性が指摘され、遠隔システムを駆使して信頼性・妥当性を再度検証する方針となったため遅れた。全国アンケートに関しては、新専門医制度によって医師の移動が変化し複雑化しているため、対象と設問を再検討する方針となったため遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
研究代表者の所属する東北医科薬科大学病院において縦断的解析と横断的解析それぞれのパイロットスタディを施行した上で、全国レベルの研究を実施する予定である。
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