研究課題/領域番号 |
22K10478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
松村 千佳子 京都薬科大学, 薬学部, 講師 (00549305)
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研究分担者 |
矢野 義孝 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (60437241)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 緩和医療 / 患者報告型アウトカム / 患者報告アウトカム / 薬学的支援方法 |
研究開始時の研究の概要 |
がんと診断された時から終末期にいたるまで、患者QOLの向上や患者の意向に沿った治療やケアを提供するために、患者自身による症状の評価や訴え(患者報告型アウトカム)の利用が重要視されている。そこで患者QOLの向上のために患者報告型アウトカムを、外来がん患者あるいは在宅緩和ケア患者から収集し、統計解析を行うことで、本研究の成果を利用した外来がん患者における最適な薬学的支援方法の提案、および在宅緩和ケアにおける終末期がん患者の苦痛症状の特徴を明らかにし、包括的な緩和ケアの方法を構築する。
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研究実績の概要 |
がんと診断された時から終末期にいたるまで、患者QOLの向上や患者の意向に沿った治療やケアを提供するために、患者自身の評価や症状の訴え:患者報告型アウトカムの利用が重要視されている。しかし、臨床現場における効果的かつ効率的な利用方法については未だ明確になっておらず、医療者は患者の症状や直面する問題を正確に評価できていないのが現状である。本研究の目的は、患者報告型アウトカムの特異的な現象として健康の変化によって個人内の判断基準が変化する現象:レスポンスシフトを考慮した上で外来がん患者における最適な薬学的支援方法を構築し、また在宅緩和ケアを受けている終末期患者の症状クラスターの特徴を明らかにすることでより包括的な緩和ケアの方法を構築することである。 本研究の目的は、1)外来がん患者においては薬学的支援方法の介入効果とレスポンスシフトの検討を行い、2)在宅患者においては緩和ケア患者の症状クラスターの調査と予後や患者QOLとの関係性の検討を実施予定であった。初年度は在宅患者における苦痛症状における程度を明らかにすることを目的に緩和医療の対象となる患者が頻繁に経験する9つの症状(痛み、だるさ、眠気、吐き気、食欲不振、息苦しさ、気分の落ち込み、不安、全体的な調子)について評価可能なエドモントン症状評価システム改訂版(日本語版) (Edmonton Symptom Assessment System Revised Japanese version: ESAS-r-J) を使用する患者報告型アウトカムを利用したアンケート調査を実施する予定であったが、十分な症例数を集めるに至らなかった。
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