研究課題/領域番号 |
22K10485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
川尻 剛照 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (90345637)
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研究分担者 |
多田 隼人 金沢大学, 附属病院, 助教 (90623653)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 家族性高コレステロール血症 / 心血管イベント / LDLコレステロール |
研究開始時の研究の概要 |
金沢大学と関連30施設からFH患者(目標2,000例)をオンライン登録し、FH患者の治療状況、LDL-C管理目標値到達率などを明確とし、動脈硬化性疾患発症に関連する因子(脂質値、その他の危険因子とその重症度、FH関連遺伝子およびコレステロール代謝に関連する遺伝子変異等)を抽出する。
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研究実績の概要 |
金沢大学と関連30施設から家族性高コレステロール血症(FH)患者(目標2,000例)をオンライン登録し、FH患者の治療状況、LDL-C管理目標値到達率などを明確とし、動脈硬化性疾患発症に関連する因子(脂質値、その他の危険因子とその重症度、FH関連遺伝子およびコレステロール代謝に関連する遺伝子変異等)を抽出する事を目的とした北陸プラスFHレジストリ―研究を開始し、RedCapシステムを構築し症例の登録を開始するとともに、その遺伝学的背景に関する解析を遂行した。本レジストリ―研究では、本症の代表的な合併症である全身性動脈硬化性疾患関連のイベントはもちろん、遺伝的背景、悪性疾患の罹患などの情報も収集した。遺伝学的検査についても、研究グループで独自に開発した関連遺伝子を網羅したパネル解析を活用し、多数例の解析を行った。解析により、LDLコレステロール管理目標値到達(1次予防例において100mg/dL未満、2次予防例で70mg/dL未満)が予後改善に関連することを見出し英文論文へと報告した。また、本コホートによる研究成果を基に本症ガイドラインが改訂され、当該ガイドライン改訂に寄与した。また、遺伝的背景に加えて年齢やその他動脈硬化危険因子により重症FHを定義することにより動脈硬化性疾患の罹患を効率的に予測することを示し、英文雑誌へと報告した。これにより、遺伝的背景の評価に加えて従来のリスク評価が本症においても極めて有用であることを示した。これら成果は本症ガイドラインの更なる改訂に寄与しうるものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り家族性高コレステロール血症(FH)に関してRedCapシステムを用いたオンライン登録システム(北陸プラスFHレジストリ―研究)を開始し症例の登録を積み重ね、一部成果をあげた。
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今後の研究の推進方策 |
病原性遺伝子変異の解析を進め、表現型との関連解析を継続するとともに、心血管イベント以外の合併症の実態調査を進める。
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