研究課題/領域番号 |
22K10526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
平 成人 川崎医科大学, 医学部, 教授 (50467734)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 乳癌 / ライフスタイル / QOL / 身体活動 / 乳がん / 予後 |
研究開始時の研究の概要 |
乳がん初期治療後のmodifiable life style (食習慣・嗜好品・身体活動・睡眠・飲酒・喫煙など) は乳がん関連アウトカムに影響を及ぼす可能性が示唆されている。我々は“乳がん術後患者に、どのようなライフスタイルが推奨されるのか?”というclinical questionを明らかにするため、“乳がん診断後のmodifiable life styleと乳がんアウトカムとの関連性の検証を目的とした多施設共同コホート研究”“乳がん患者における術後ホルモン療法による関節痛の増悪頻度とリスク因子を検証する前向きコホート研究”の2つの乳がんコホートを実施する。
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研究実績の概要 |
乳がん初期治療後のmodifiable lifestyle (食事・運動・肥満・睡眠・飲酒・喫煙など) は乳がん関連アウトカム(再発、生存、二次がん、健康関連QoL、身体症状)に影響を及ぼす可能性が示唆されている。手術・放射線・薬物療法に加え、乳がん初期治療後の生活習慣の変容により、乳がんアウトカムを改善することができれば、それらは安全かつ有効な術後補助療法の一つと捉えることができる。運動や肥満と乳がんアウトカムとの関連性に関するエビデンスは示されつつあるがまだ十分とは言えず、殊に本邦における知見は皆無である。 我々は平成25年2月より乳癌診断後のmodifiable life styleと乳癌アウトカムとの関連性の検証を目的とした多施設共同コホート研究を進行中である。本研究は2013年2月より登録を開始し、2018年2月に登録期間が終了、5年間で合計1942例の登録を完遂した(目標症例数は2000)。2023年3月に登録全例の5年目の調査を完了した。調査票の回収率は、ベースラインで89%、1年目で81%、2年目で75%、3年目で75%、5年目で68%と高い回収率を維持できている。ベースラインの患者背景は、年齢中央値56歳、Stage別の登録割合は、0が14%、Ⅰが47%、Ⅱが35%、Ⅲが4%であった。今後はデータクリーニングの後にデータ解析を実施し、得られた研究成果を順次公開予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019年5月、全登録数は1942例にて登録を完了した。調査票の回収率は月毎にモニタリング、催促を実施しており、調査票の回収状況は以下の通り、高い 回収率を維持できている。 ・1回目質問票:1719/1932件 ・2回目質問票:1535/1905件 ・3回目質問票:1410/1875件 ・4回目質問票:1394/1862件 ・5回目質問票:1255/1851件
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今後の研究の推進方策 |
2023年3月に登録全例の5年目の調査を完了した。 現在、登録症例の予後データを収集中である。 今後はデータクリーニングの後にデータ解析を実施し、得られた研究成果を順次公開予定である。
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