研究課題/領域番号 |
22K10539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
石崎 昌夫 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10184516)
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研究分担者 |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
櫻井 勝 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90397216)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 職業性ストレス / 耐糖能 / 健康習慣 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、労働者の職業性ストレスが耐糖能異常に影響する度合いを明らかにする研究である。具体的には、約7000人規模の同一事業場で1996年、2002年、2007年、2012年にjob demands-controlモデルで評価を行った職業性ストレス調査結果をもとに、時期をずらした1996年-2002年または2007年-2012年のストレス変化とその後の健康診断結果(HbA1cや空腹時血糖)の関係について、健康関連行動である飲酒、運動、喫煙習慣のみならず、がんなどの生活習慣変化をきたす病気といった交絡要因を考慮して、最長10年間観察の2回の後ろ向きコホート研究により再現性を含めた疫学的な検討をする。
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研究実績の概要 |
本研究は、職業性ストレス変化が耐糖能へ及ぼす影響を明らかにするため、同一事業場を対象にして実施した時期が異なる2つの後ろ向きコホート研究計画である。1st研究は、1996年度をスタートとして2002年度の変化を考慮しながら2007年度までの健康診断結果を検討する。2nd研究は、2007年度をスタートとして2012年度の変化を考慮しながら2020年度までの健康診断結果を検討する。 データ取得前に、金沢医科大学倫理審査を2022年9月に審査を終了した。次に、対象事業所所長および安全衛生委員会での承認を得るとともに、その後事業場イントラネットに研究概要および研究への自由参加の保証記述を載せ従業員への周知徹底を図った(研究終了まで掲示予定)。 それぞれの職業性ストレス調査回答者は、1996年度--7301名(男性4589名、女性2709名、性不明 3名)、2002年度--7057名(男性 4520名、女性2534名、性不明3名)、2007年度--7062名(現在のところ詳細は不明)、2012年度--7475名(男性 4963名、女性2512名)であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象事業場における2022年4月からの個人情報取り扱い規則の変更により、匿名化がなされていても研究者に健康診断データを直接提供しないこととなった。 しかし、その後、匿名化された健康診断結果データベース構築は研究者ではなく事業場責任で行うことと、事業場が貸与したPC内での解析は認められることになり、2023年度中から解析可能予定である。
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今後の研究の推進方策 |
事業場が構築したデータベースを利用し、当初の計画通り、1996年から2007年度までと2007年度から2020年度までの後ろ向きコホート研究を行う予定である。 なお、当初予定していた、対象期間の従業員から事業場に提出された診断書(1週間以上の疾病欠勤)の取得は、事業場個人情報規則変更のため困難になったため、職業性ストレスアンケート内容の既往歴・現病歴を代わりに使用することにする。
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