研究課題/領域番号 |
22K10558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
伊賀瀬 圭二 愛媛大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (50346665)
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研究分担者 |
伊賀瀬 道也 愛媛大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (90314955)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 軽度認知障害 / MRI / VSRAD / BLI / アンチエイジングドック / 軽度認知機能障害 / デフォルトモードネットワーク |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会である日本において、認知症患者の増加は、医療および社会福祉の観点から、切り離せない問題であるが、現時点では認知症を発症してから回復させる治療はない。 軽度認知機能障害(MCI)の段階での早期発見ができれば、生活指導、内服治療などを通して、認知症への進行を予防できる可能性がある。 本研究では、アンチエイジングドックにおける、幅広い年齢層でのMCI例のスクリーニングのため、客観的に、また早期に評価できる方法として、3テスラMRIを用いた画像診断法を開発する。
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研究実績の概要 |
・アンチエイジングドックにおいて、軽度認知機能障害の被検者をスクリーニングしながら、解析を進めている。既に100例以上の被検者を集めることができ、画像データの保存および、その解析を進めている段階である。 ・これまでに、3テスラMRIを用いたVSRADソフトウェアを用いた解析では、z-scoreを用いて、軽度認知障害のカットオフポイントを1.16と定めることができている。これを用いて、どれくらいの精度があるか、解析する。 ・また、海馬体積を用いて、軽度認知機能障害を捉えるためのプロジェクトも開始しており、Splink社のBLIによる海馬体積と軽度認知障害の指標であるMPIの関連をみているが、z-scoreよりも高い相関が見られており、更に精密な診断能が得られるものと考え、更に解析を進めている最中である。 ・今後、AIを用いた診断も利用できるよう、ワークステーションの整備も予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
・初めに計画した、MRIを用いた軽度認知障害の画像診断に用いる方法2種類のうち、VSRADを用いたものは、ほぼ確立してきている。 ・海馬体積を用いた解析は、被検者を集めて解析を進めているところであり、これから結果が出てくるものと思われる。
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今後の研究の推進方策 |
・海馬体積を用いた解析に用いるSplink社のBLIについては、1例1例のDICOMデータを、Web上で入力する必要があり、やや時間を要する解析方法である。そのため、10例程度が集まった状態でアップロードしている。 ・今後は、解析速度を上げるため、数例のデータが出た状態で、アップロードできる方法を検討している。
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