研究課題/領域番号 |
22K10571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
中村 信之 福岡大学, 医学部, 講師 (00389355)
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研究分担者 |
吉村 力 福岡大学, 医学部, 准教授 (20511885)
有馬 久富 福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
羽賀 宣博 福岡大学, 医学部, 教授 (50586617)
坪内 和女 福岡大学, 医学部, 助手 (30899696)
前田 俊樹 福岡大学, 医学部, 講師 (50555555)
川添 美紀 福岡大学, 医学部, 講師 (30469374)
佐藤 敦 福岡大学, 医学部, 講師 (60816263)
阿部 真紀子 福岡大学, 医学部, 講師 (10909617)
松崎 洋吏 福岡大学, 医学部, 講師 (10758767)
岡部 雄 福岡大学, 医学部, 助教 (30884225)
宮崎 健 福岡大学, 医学部, 助教 (10848659)
郡家 直敬 福岡大学, 医学部, 助教 (00910473)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 前立腺肥大症 / 動脈硬化 / 夜間頻尿 / 一般住民 / CACスコア / 疫学研究 |
研究開始時の研究の概要 |
前立腺肥大症(BPH)とそれに伴う夜間頻尿は深刻な問題である。近年、動脈硬化に関わる疾患はBPHと関連することが示唆されているが、BPHと動脈硬化の関連を評価した、国内の一般住民を対象とした疫学研究は未だない。本研究では、日本社会の将来の縮図ともいえる那珂川市と福岡市城南区の一般住民を対象としている。下部尿路症状は国際前立腺症状スコア、動脈硬化の指標は冠動脈の石灰化(CACスコア)を測定し、BPHが動脈硬化と関係するかを明らかにする。本研究により、BPHの予防と介入による予後改善の重要性に関する知見を得ることにつながり、超高齢化社会において、医療費の削減および一般住民の健康寿命の延伸を目指す。
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研究実績の概要 |
前立腺肥大症(BPH)とそれに伴う夜間頻尿は高齢化社会において極めて深刻な問題であり、男性においては、夜間頻尿の原因はBPHが多いと言われている。近年の研究で、高血圧や糖尿病といった動脈硬化に関わる疾患はBPHと関連することが示唆されている。しかし、BPHと動脈硬化との関連を直接的に評価した研究で、かつ無症状者を含む国内の一般住民を対象とした疫学研究は未だない。本研究では、疫学調査の基盤づくりが完了しており、かつ健康寿命が短く、急速に高齢化する日本社会の将来の縮図ともいえる特性をもつ那珂川市と福岡市城南区の一般住民を対象としている。下部尿路症状に関しては国際前立腺症状スコアのアンケート、動脈硬化の指標として冠動脈の石灰化(CACスコア)を測定し、BPHが動脈硬化と関係するかを明らかにする。本研究を実施することで、BPHの予防と積極的な早期介入による予後改善の重要性に関する知見を得ることにつながり、今後飛躍的に患者数の増加が見込まれる超高齢化社会において、医療費の削減および一般住民の健康寿命の延伸を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまでの参加者総数939名だが、撤回43名にて896名。令和4年度の参加者155名だが、撤回5名(認知症が進んで参加不可能となった方も含む)150名。CT撮影数は131名である。 これまでの新型コロナ感染に伴う一般住民を対象とした健診実施の遅れに伴い、研究の進捗状況はやや遅れているが、徐々に進行している。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は一般住民を対象とした住民健診時に同意が得られた方を対象に行っている。新型コロナ感染に伴い健診者数が低下していたが、新型コロナ感染蔓延の影響の低下に伴い、徐々に参加数が回復しており、それに伴い研究を推進していく見込みである。
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