研究課題/領域番号 |
22K10589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
冨岡 公子 奈良県立医科大学, 医学部, 特任教授 (20393259)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 健康長寿 / 前向きコホート研究 / 疫学 / 新型コロナウイルス感染症 / 公的統計 / ICT / 新興感染症 / 新しい生活様式 / 地域在住高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
未曾有の新興感染症の感染拡大によって社会参加に変わる健康寿命に好影響を与える要因を明らかにすることが求められている。本研究は、①奈良県内のA自治体の地域高齢者を対象に、COVID-19 Pandemic前後の前向きコホート研究を行い、個人で行う運動や情報通信技術による人との交流は高齢者の健康寿命の喪失を予防しているか、②国民生活基礎調査を用いて、COVID-19 Pandemic前後の高齢者における生活習慣の変化とこれらの健康寿命との関連を検証する。地域ベースのコホート研究と公的統計データを用いた研究により、新興感染症Pandemic発生時における「健康長寿のための新しい生活様式」を提案する。
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研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な大流行(Pandemic)への対策として人流抑制が求められている。外出自粛による運動量や対人交流の減少は、高齢者では要介護状態のリスクが高まることが懸念されている。本研究は、①奈良県内のA自治体の地域高齢者を対象に、COVID-19 Pandemic前後の前向きコホート研究を行い、個人で行う運動や情報通信技術(ICT)利用は高齢者の健康寿命の喪失を予防しているか、および ②国民生活基礎調査の個票データを用いて、COVID-19 Pandemic前後の高齢者における生活習慣の変化とこれらの健康寿命との関連を検証する。地域ベースのコホート研究と公的統計データを用いた研究により、新興感染症Pandemic発生時における「健康長寿のための新しい生活様式」を提案することが目的である。 ①については、2022年度は10月にCOVID-19 Pandemic後のアンケート調査を実施することが出来た。奈良県内のA自治体に在住する65歳以上の全員17,838名に対して自記式質問紙を配布し、11,306名から回答を得た(回収率63.4%)。2022年調査のデータ入力、データクリーニング作業、粗集計表の作成を実施し、粗集計結果(以前の調査との経年比較および解釈を含む)をA自治体に報告した。 ②については、国民生活基礎調査は2022年に実施されたが、2023年3月時点で、2022年調査結果は公開されていない。研究目的の調査票情報の提供は、調査結果公開数か月後となるため、2022年度は実施できなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は10月に地域高齢者を対象としたCOVID-19 Pandemic後のアンケート調査を実施することが出来た。回収率も目標としていた6割を超えることが出来た。データ入力、データクリーニング作業、粗集計表の作成を順調に進めることが出来た。 国民生活基礎調査については、2022年に実施されたが、2023年3月時点で、2022年調査結果は公開されていない。研究目的の調査票情報の提供は、調査結果公開数か月後となるため、2022年度は実施できなかったが、想定範囲内である。 以上から本研究課題の2022年度の進捗状況はおおむね順調と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今後、COVID-19 Pandemic前の2019年データとの突合作業を進めて、前向きコホート研究を実施していく。また、2022年調査の報告書は、2023年度のA自治体の介護保険事業計画に活用される予定である。 国民生活基礎調査については、前回は翌年の7月に公開されていたので、2022年調査データも、恐らく2023年夏に公開されると見込んでいる。結果が公表され次第、調査票情報提供の申請を行い、データクリーニング作業、粗集計表の作成を開始させたいと考えている。
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