研究課題/領域番号 |
22K10592
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
宮川 尚子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20388169)
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研究分担者 |
原田 成 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10738090)
渡邉 大輝 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (90894501)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | サルコペニア / たんぱく質摂取量 / バイオマーカー / 地域一般住民 |
研究開始時の研究の概要 |
要介護者が増加している本邦において、サルコペニア発症および進展予防の修正可能な因子である望ましい食生活、特に骨格筋量および筋力の向上に関連するたんぱく質の推奨摂取量の提案は喫緊の課題である。本研究では、日本人一般住民を対象として、たんぱく質摂取量とサルコペニアリスクの関連を横断的・縦断的に検討し、サルコペニア発症および進展予防のためのたんぱく質の推奨摂取量を提案する。この際、バイオマーカーを用いてたんぱく質摂取量を補正・推定する方法を開発し、推定精度の高いたんぱく質摂取量を用いてサルコペニアとの関連を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、約2000人の65-80歳の健常な日本人一般住民を対象として、たんぱく質摂取量とサルコペニアのリスクの関連を横断的・縦断的に検討し、サルコペニア発症および進展予防のためのたんぱく質の推奨摂取量を提案することである。 今年度はサルコペニア発症・進展の追跡調査を実施した。また、バイオマーカーで補正したたんぱく質摂取量の推定のため、24時間・随時尿中の窒素排泄量を測定した。さらにベースライン調査データを用いてたんぱく質摂取量とサルコペニア有病リスクの関連を検討し、その成果を米国で開催された国際学会で報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
バイオマーカーで補正したたんぱく質摂取量の推定のための尿中窒素排泄量の測定が、測定会社の都合により12月まで遅延したため解析および論文執筆の開始が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
バイオマーカーで補正したたんぱく質摂取量の推定と、それを用いたサルコペニア有病との関連についての横断的な検討を引き続き実施する。 また、本年度実施した追跡調査によりサルコペニア発症・進展のデータが揃ったため、バイオマーカーを用いて推定したたんぱく質摂取量とサルコペニア発症・進展リスクとの関連を検討する。また、これらの検討の成果を学会や専門誌で報告する予定である。
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