研究課題/領域番号 |
22K10594
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
|
研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
室井 みや 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70339240)
|
研究分担者 |
岡部 康成 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (10413569)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | HPVワクチン / リスクコニュニケーション / リスク認知 / リスクコミュニケーション / 専門家と非専門家 |
研究開始時の研究の概要 |
HPVワクチンの日本の接種率は,2013年の積極的勧奨中止以降,激減し,接種率は現在も低水準に留まっている.この原因として,HPVワクチン接種の判断に影響する要因が一般市民と専門家である医療従事者の間で異なっていて,リスクコミュニケーションが適切に機能していないことが考えられる.そこで本研究では,HPVワクチン接種に関する適切なリスクコミュニケーションに寄与することを目指し,リスク心理学的アンケート調査からHPVワクチン接種に関する意思決定モデルを構築し,日本と接種率の高い海外(イギリスなど)の一般市民と医療従事者の違いについて比較検討を行う.
|
研究実績の概要 |
日本での接種率が低水準にとどまっているHPVワクチンについて、一般市民と専門家である医療従事者の間で、リスクコミュニケーションが適切に機能していないことが、接種率が低いままであることの原因であると考え、HPVワクチン接種に関する適切なリスクコミュニケーションに寄与することを目的として、HPVワクチン接種のリスクやベネフィットの認知など、リスク心理学的アンケート調査行う。さらに、HPVワクチン接種に関する意思決定モデルを構築し、日本と接種率の高い海外(イギリスなど)の一般市民と医療従事者の違いについて比較検討を行う。 期間全体で行う次の3つの調査、実験、①HPVワクチン接種の意思決定モデルの構築および一般市民と医療従事者との比較(研究1)、②国際比較による日本の意思決定意思決定モデルの特徴を抽出し(研究2)、③HPVワクチンの接種率が低水準である原因に一般市民と医療従事者の要因の影響力の違いが関与しているのか、実験的手法を用いてモデルの妥当性を積極的に検証(研究3)のうち、2023年度は、研究1にあたる一般市民と医療従事者を対象としたweb調査を実施するため、すでに実施済みのHPVワクチンに関する調査について、専門的知識の提供を受け、結果の分析を行なった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
実施済みの調査の結果の解釈について、検討中であるため
|
今後の研究の推進方策 |
調査分析について、研究者間で引き続き検討する
|