研究課題/領域番号 |
22K10649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
大田 博 福岡大学, 医学部, 准教授 (10739775)
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研究分担者 |
緒方 久美子 福岡大学, 医学部, 教授 (00309981)
稲垣 美紀 摂南大学, 看護学部, 教授 (60326288)
長沢 美和子 摂南大学, 看護学部, 助教 (30845748)
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
藤原 尚子 四天王寺大学, 看護学部, 教授 (90469544)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | クリティカルケア / シミュレーション教育 / 教育用電子カルテ / VR |
研究開始時の研究の概要 |
クリティカルケア教育における地域志向性の反映と臨床現場の臨場感の獲得のために,地域医療連携ネットワーク型教育用電子カルテと,臨床場面の想像力を刺激するVRコンテンツを連結させた新たなクリティカルケアシミュレーションラーニングモデルを構築する。
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研究実績の概要 |
本研究は、クリティカルケア教育における地域志向性の反映と臨床現場の臨場感の獲得のために、地域医療連携ネットワーク型教育用電子カルテと、臨床場面の想像力を刺激するVirtual Reality(VR)コンテンツを連結させた新たなクリティカルケアシミュレーションラーニングモデルを構築するものである。そのため、「1.地域医療志向を重視したEHR型教育用EMRへの改良」「2.VRコンテンツの制作」「3.学生の臨床状況の想像力評価尺度の開発」を実施する。
当該年度には昨年度に引き続いて、「1.地域医療志向を重視したEHR型教育用EMRへの改良」に向け、クリティカルケア教育における地域医療の視点について文献検討を行った。また、国内の先駆的地域・施設からヒアリングを行う計画に対し、公的データのを含めた文献収集やヒアリング対象施設の情報収集を継続して実施した。EHR型教育用EMRのβ版として、前課題(科研課題番号18K10175)で開発した教育用EMRを継続的に運用し、ユーザビリティ等のデータ収集を継続的に実施している。 「2.VRコンテンツの制作」においては、前課題に引き続き、既に着手しているVRコンテンツの制作を継続した。これらを教育に実装(科目「クリティカルケア看護実習」)した。 「3.学生の臨床状況の想像力評価尺度の開発」においては、学生の臨床状況の想像力の構成要因の検討と評価尺度の開発に向けた準備として、文献収集と文献検討を行った。 「2.VRコンテンツの制作」「3.学生の臨床状況の想像力評価尺度の開発」に関連し、臨床看護師を対象に、「クリティカルケアシミュレーションラーニングのミニマムエッセンスの探索~臨床看護師の可視化された視線データを用いた検討~」について倫理申請し、研究に着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「1.地域医療志向を重視したEHR型教育用EMRへの改良」において、国内の先駆的地域・施設からヒアリングを行う計画であったが施設開拓でやや遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の進捗においては、やや遅れているものの、概ね当初の計画通りに進行している。今後は、当該年度の取り組みをさらに発展的に取り組んでいく。具体的には「1.地域医療志向を重視したEHR型教育用EMRへの改良」においては、先に開発した教育用EMRをEHR型教育用EMRに改良する。「2.VRコンテンツの制作」では、実在する状況を素材に、病院で撮影継続的に行う。「3.学生の臨床状況の想像力評価尺度の開発」においては、学生の臨床状況の想像力の構成要因の検討と評価尺度の開発を目指す。「2.VRコンテンツの制作」「3.学生の臨床状況の想像力評価尺度の開発」に関連する「クリティカルケアシミュレーションラーニングのミニマムエッセンスの探索~臨床看護師の可視化された視線データを用いた検討~」については倫理審査の計画通りに進めていく。
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