研究課題/領域番号 |
22K10653
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 鳥取大学 (2023) 島根大学 (2022) |
研究代表者 |
宮本 まゆみ 鳥取大学, 医学部, 教授 (80551746)
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研究分担者 |
佐藤 亜美 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (20882450)
森脇 早紀 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (20885652)
津本 優子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (30346390)
古賀 美紀 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (40325056)
坂根 可奈子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (40559267)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 急性期病院 / 排尿アセスメント / 超音波画像診断装置 / 排尿パターン |
研究開始時の研究の概要 |
急性期病院では、在院日数が短く、治療や病状により患者の状態が急激に変化する。さらに、高齢者は排尿機能が低下するため、入院・治療が排尿パターンの変化にどう影響するかはわからず、排尿パターンの把握と介入が後回しになっている。 本研究は、看護師が排尿パターンをとらえるときの視点と、排尿パターンの変化に影響する要因を明らかにし、急性期病院に入院する患者の排尿パターンの変化を簡便にとらえるツールを開発する。本研究では超音波画像診断装置を活用し、患者の排尿機能に関するデータを可視化することで、排尿アセスメントの方法の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、急性期病院に入院する高齢患者の排尿パターンの変化をアセスメントするツールを開発することである。 令和5年度は、前年度にひき続き急性期病院に勤務する一般病棟看護師へのインタビューを実施し分析を行った。排尿ケアに豊富な経験を持つ看護師は、排尿に関する情報収集の際にフィジカルアセスメントを実施していた。特に、患者の排尿パターンの変化を察知したら、見逃すことなく超音波エコーや腹部の視診・触診などの客観的データを用いた根拠をもとにアセスメントしていた。また、頭部への放射線治療では認知機能が低下して尿意が表出できなくなることを予測して介入したり、糖尿病治療薬の副作用による頻尿、薬剤による腎機能低下による尿量減少など、様々な治療や薬剤の知識を活用して、排尿状況の変化を観察していた。課題としては、高齢者は基礎疾患が多く、治療内容と薬剤が絡んでアセスメントが困難であることや、スタッフによって排尿アセスメントへの関心や治療薬剤の知識、アセスメント力に差があることが挙げられた。これらの成果は、27th East Asia Forum of Nursing Scholarsにて発表した。 インタビュー内容の分析後は、今後のアンケート調査に向けて調査項目を整理している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
インタビュー調査を追加実施し、分析後のアンケート項目の抽出に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の分析結果をもとに、排尿アセスメントの実態に関するアンケート調査を行う。 加えて、研究協力施設の看護師を対象に、AI搭載の超音波画像診断装置の使用感評価を行う。
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