研究課題/領域番号 |
22K10654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
永谷 幸子 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (90452200)
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研究分担者 |
林 久恵 愛知淑徳大学, 健康医療科学部, 教授 (80444404)
尾方 寿好 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (80415364)
清水 三紀子 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)
管原 清子 静岡県立大学, 看護学部, 講師 (80624923)
加藤 京里 静岡県立大学, 看護学部, 講師 (70385467)
神谷 美香 朝日大学, 保健医療学部, 准教授 (70724300)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 座位行動時間 / 認知機能 / 軽運動 / 近赤外線分光法 / 脳血流 / 足関節運動 / 高齢女性 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢女性は男性よりも日常生活を送るうえで支援を必要とする期間(不健康な期間)が3年以上長く、また、認知症の有病率も高い。このため、健康寿命を延ばすためには、特に、女性に焦点をあてた認知症の予防対策を検討する必要がある。座っている時間(座位行動時間)の長さと、認知機能の低下が関係することが報告されている。本研究では、高齢女性の認知機能を維持・増進するために、座位行動時間の短縮を目指した手関節・足関節運動の導入を提案しその効果を検討する。
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研究実績の概要 |
長い座位行動時間が認知機能の低下に関連することが報告されている。特に女性は男性よりも認知症有病率が高いことが明らかになっており、健康寿命を延伸するためには女性への積極的な介入が求められる。本研究は、高齢女性の認知機能を維持・増進するために、座位行動時間の短縮を目指した軽運動の導入を提案するものである。 令和4年度は、20人の女性(平均年齢73歳)を対象としてフレイルや身体活動量等について啓蒙活動を行った。参加者の歩行速度、下腿周囲長等を測定したところ、歩行速度は平均1.3 m/s、下腿周囲長は平均34.7 cmであった。参加者の歩行速度は比較的良好に保たれていたが、年齢と下腿周囲長の相関係数は-0.43であり、年齢の上昇に伴い下腿周囲長が減少する傾向があることが示唆された。下腿の筋は筋ポンプとして作用することで静脈還流をうながし、結果として脳血流量に影響する可能性が検討されている。加齢に伴う下腿周囲長の減少と身体活動量の低下は互いに負の連鎖を形成し、加えて、脳血流量ひいては認知機能へ影響をおよぼす可能性もあると考えた。 新型コロナウイルス感染症の拡大により高齢者の身体活動量が全般に低下したことが報告されている。行動制限によって世界的に生じた身体活動量の低下は、今後、複数年に渡り、認知機能を含めて高齢者の健康に影響をおよぼすことが大いに予測される。次年度は高齢者でも安全に実施可能な活動の効果を、認知機能の面から検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定していた軽運動の効果検証のための実験研究に着手できなかった。研究分担者と今後研究を進めるための、測定機器の選定などは進めた。
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今後の研究の推進方策 |
感染対策に十分に配慮したうえで研究を展開する。
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