研究課題/領域番号 |
22K10661
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
高山 詩穂 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (00625999)
|
研究分担者 |
水戸 美津子 聖徳大学, 看護学部, 教授 (50157559)
高木 初子 聖徳大学, 看護学部, 教授 (30279913)
末永 香 聖徳大学, 看護学部, 教授 (40341870)
小林 れい子 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (90586067)
滝 恵津 聖徳大学, 看護学部, 講師 (70626001)
山田 恵子 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (20734552)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | シミュレーション / 看護学実習 / 臨地実習 / コロナ禍 / 看護学生 / 看護 |
研究開始時の研究の概要 |
看護学実習を取り巻く社会情勢は変化してきており、時代の変化に対応できる看護学実習を再考する時期にきている。本研究は、COVID-19の感染拡大によって多大な影響を受けた看護学実習を再考し、Afterコロナの時代にも活用できるシミュレーションを軸とした看護学実習プログラムを開発することを目的とする。臨地で直接体験することが効果的な実習内容を明確にし、臨地での体験の代替が可能な看護学実習プログラムを検討する。 看護系大学の教員を対象とした質問紙調査およびインタビューを実施する。臨地での体験の代替が可能な部分について、シミュレーションを軸とした看護学実習プログラムを作成し、検証する。
|
研究実績の概要 |
本研究は、COVID-19の感染拡大によって多大な影響を受けた看護学実習を再考し、Afterコロナの時代にも活用できるシミュレーションを軸とした新たな看護学実習プログラムを開発することを目的としている。「臨地で直接体験することが効果的だと考える実習」「臨地での代替が可能だと考える実習」についてアンケート調査票を作成した。 アンケート調査票作成にあたっては、看護学実習の位置づけを再度確認するため、「看護学実習ガイドライン」「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」、「看護学課程過程教育におけるコアコンピテンシーと卒業時到達目標」等を参考にした。アメリカでは、臨地実習に代わるシミュレーション教育について取り組まれており、2014年には、臨地実習の25~50%をシミュレーションに置き換えても、その後の国家試験の合格率等に影響はなかったことが報告されている(Jennifer K. Hayden:2014)。日本におけるコロナ禍での代替実習の取り組み状況は、日本看護系大学協議会の「看護学教育における臨地実習に関するアンケート調査」等の資料を確認し、さらに臨地実習および学内実習での学びについて学会発表および論文をもとに整理した。学内での代替研修での効果として挙がっていたのは、「時間をかけて実施できる」「自分の実践の振り返りの時間を確保できる」「繰り返し学習ができる」等があった。 これらの内容を前提として、アンケート調査票を作成した。また、アンケート調査時に同意を得られた教員を対象に半構造化インタビューを実施する予定である。これらの実施計画について、研究倫理委員会の承認を得た。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
アンケート調査票の調査を作成するにあたり、すでに学会や論文等で発表されている文献の他に、看護学実習の在り方についてガイドライン等を参考に整理する時間が必要であったため。
|
今後の研究の推進方策 |
研究倫理審査委員会の承認が得られたので、今後、対象となる看護系大学へ、アンケート調査票を郵送し、調査を実施する予定である。また、アンケート調査時に同意を得られた教員を対象に、半構造化インタビューを順次実施する。 アンケート調査および半構造化インタビューの分析を行い、シミュレーションを軸とした看護学実習プログラムを策定する予定である。
|