研究課題/領域番号 |
22K10684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
花井 理紗 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (70758705)
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研究分担者 |
林 千冬 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60272267)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 在宅療養支援診療所 / 看護師 / 訪問診療 / 診療所 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、訪問診療における診療所看護師の同行の実態を把握し、看護師が医師と協働してどのように役割を果たしているのかを明らかにするために、2つの調査を実施する。 まず、訪問診療を実施している医師と、同行している看護師にインタビュー調査を行い、訪問診療における看護師の役割と課題を質的記述的に明らかにする。次に、この調査結果をもとに、診療所の医師と看護師を対象とした質問紙調査を実施し、訪問診療等への看護師の同行の実態と看護師の活用における課題を全国的に把握する。さらに、先駆的に訪問診療に同行する看護師への教育・研修を実施している診療所と連携し、課題の解消に向けて活動する。
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研究実績の概要 |
2023年度は、研究代表者と研究分担者それぞれがリクルート活動を行い、在宅療養支援診療所の看護師ならびに医師にインタビュー調査を実施する予定であったが、現在、研究計画書を倫理審査に提出し、審査中である。研究協力施設と研究参加候補者のリクルートは進めているが、本調査には至っていない。 研究参加候補者を含む診療所看護師ならびに医師とは、関連する学術集会でインタラクティブ・セッションを共催し、訪問診療における看護師の役割について、現状の把握と今後の課題を討議した。これらの活動によって、インタビュー内容を焦点化し、インタビューガイドを修正できた。また、研究参加候補者とはいつでも連絡がとれる状態にあり、研究許可書の発行⑤は、速やかにインタビュー調査ができる環境を整えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査が予定通りに進んでいないため。倫理審査に時間を要し、インタビュー候補者への調査の開始が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
当初は、訪問診療に同行する看護師の役割の明確化のために、看護師への個別インタビュー調査を計画していた。しかし、診療所看護師とのヒアリングと交流を重ねるにつれ、個別インタビューよりグループインタビューの方が有効であると考えられたため、調査方法を一部変更してデータを収集する。また、調査の順序性として、① 医師へのインタビュー調査、② 看護師へのインタビュー調査、③ 研修会の開催、④ 質問紙調査の予定であったが、看護師へのグループインタビューの際に、① の結果を示しながら③ ワークショップを開催し、その上で② インタビュー調査を実施するよう変更する。 2024年度は、医師へのインタビュー調査の実施と分析を進め、その結果を報告する。また、ワークショップ開催の準備と協力者の募集を進め、看護師へのインタビュー調査を効果的に実施する。
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