研究課題/領域番号 |
22K10696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
西之坊 穂 摂南大学, 経営学部, 准教授 (80780163)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | リーダーシップ / フォロワーシップ / 看護師 / 交互作用 / 独立変数 / 成果変数 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、看護師に注目し、(1)看護師のフォロワーシップを測定するための信頼性と妥当性の高い尺度開発、(2)看護師長のリーダーシップと看護師のフォロワーシップの交互作用(組み合わせ)が看護師の職務満足および離職率に与える影響を実証的に検証することである。組織の成果を高めるには、リーダーのリーダーシップと部下のフォロワーシップが相互に影響し合うことが重要である。また、経営学の分野でも看護師のフォロワーシップが注目されつつあり、いくつかの文献や雑誌で事例が紹介されている。 しかし、我が国の医療現場における看護師のフォロワーシップの実証研究はこれからの課題であり、今後の研究蓄積が必要である。
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研究実績の概要 |
2023年度は、2023年2月に実施した調査で得られた273件のデータを分析した。本研究の目的は、「解決志向マネジメント」および「リーダーの心理的資本」がフォロワーシップに影響を及ぼす影響を検討するためである。本研究を行った理由は、フォロワーシップの先行変数に関する研究が結果変数に関する研究蓄積が足りていない状況だからである。分析の結果、「解決志向マネジメント」および「リーダーの心理的資本」それぞれがフォロワーシップに正の影響を及ぼしていた。 以上の経緯から、2024年度は上記変数を踏まえた、看護師長のリーダーシップと看護師フォロワーシップの交互作用が成果変数である職務満足および離職率などへの影響について検証を試みる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度の進捗状況は以下の通りである。 (1)2022年度に実施したアンケート調査のデータを用いて、解決志向マネジメントとフォロワーシップの関係を分析した結果を、InPACT2024において発表した(口頭発表)。また、研究内容を投稿し、Journal of Solution Focused Practices Vol.8, Issue 1に掲載された(国際学会)。 (2)続いて、同上のデータを用いてConveyed PsyCapとフォロワーシップの関係を分析した結果を、日本ビジネス・マネジメント学会第18回大会で発表し(口頭発表)、ICP2024で発表する(ポスター発表)予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、新たなデータを回収するためアンケート調査を実施する予定である。
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