研究課題/領域番号 |
22K10710
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 |
研究代表者 |
神里 みどり 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (80345909)
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研究分担者 |
謝花 小百合 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (30647003)
大城 真理子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30776860)
知念 真樹 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60796754)
平良 由香利 沖縄県立看護大学, 看護学部, 助教 (50525186)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 島嶼看護 / ナースプラクティショナー / 継続教育 / 太平洋島嶼国 / グローカル教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本学は島嶼県沖縄の特徴を活かした島嶼看護学に立脚した大学院教育を行っている。特に 本邦では初の小離島などで活躍するプライマリ・ケア分野でのナース・プラクティショナー(NP)の教育を開始し修了生を輩出している。よって、修了後も島嶼地域での活動成果や質の高いケアの提供が期待されており、継続教育の構築は急務の課題になっている。 39の有人離島を有する沖縄県の特徴を活かし、島嶼看護を基盤としたローカルな視点と沖 縄近隣の太平洋島嶼国で展開されているグローバルな視点を融合したグローカル教育を基盤 とした島嶼看護に特化した継続教育の開発と構築を目指す。
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研究実績の概要 |
島嶼地域で働く、ナースプラクティショナー(NP)のキャリアアップのための継続教育の在り方について、WEBによる専門家会議を開催し、ニーズや課題、そして今後希望する研修などについての意見を集約した。その意見をもとに研修プログラムの作成を行う予定である。 専門家会議の構成員はNP教育研究者、NP資格取得者、NP修了生で資格認定予定中の者、合計7名の参加者であった。構成員の1名は、WEB参加ではなくメールによる意見を得た。現在入会している学会は主に、日本ルーラルナーシング学会、日本手術看護学会、日本精神看護学会などであった。日々の実践で学会参加等の活動には限界を感じている状況であり、特に島嶼地域であるため、それを考慮した継続教育の推進が必要であるとの意見があった。 主な会議内容は、下記であった。 ①島嶼地域で勤務するNP修了生との情報共有の場の構築、②大学からの最新の情報発信、③薬理や薬剤に関する研修、④海外で活躍しているNPによる講演会や研修会の開催、⑤後輩育成のための院内外での研修の企画、⑥島嶼で活動する際の特徴的な島嶼看護のわざの集約(災害時での活用に有用)、⑦NPの役割や活動の発信、⑧診療看護師(NP)とJANPU-NPの役割や活動の相違の明確化、⑨NPの社会的評価が得られるテーマに関する研究活動等の意見が出された。 各島嶼地域で働くNPはひとりで実践活動を担いながら、日々迷うこともある中で、自己の実践を振り返りながら、NPの役割を意識し、意味付けをする努力を行っていた。また、管理職と実践者の一人二役で実践活動を行う場合に、個人の実践活動、他の看護職者の育成、組織的な改革など、様々な場面でNPの役割を意識した実践活動を行っていくことの重要性が述べられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
島嶼地域で勤務しているNPの人数が少なく、かつ新たに1年間の特別枠の大学院修了生のためのNP教育プログラムの推進・運営等に時間がとられたため、計画的な研究の遂行ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
NP修了生のニーズや課題をもとに、継続教育のプログラムを作成し実施していく予定である。
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