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筋肉内注射の確かな刺入深度に基づく看護技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K10731
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関岩手県立大学

研究代表者

藤澤 望  岩手県立大学, 看護学部, 助教 (60807048)

研究分担者 高橋 有里  岩手県立大学, 看護学部, 教授 (80305268)
小向 敦子  岩手県立大学, 看護学部, 講師 (10882029)
三浦 奈都子 (小山奈都子)  岩手県立大学, 看護学部, 教授 (40347191)
及川 陽子  岩手県立大学, 看護学部, 助教 (70966267)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード筋肉内注射 / 注射部位 / 実証研究 / ワクチン接種 / 刺入深度 / 選定方法
研究開始時の研究の概要

新型コロナウイルス感染症蔓延防止対策として,ワクチン接種が進んでいる.これは筋肉内に確実に接種する必要がある.日本では,筋肉内注射の実施頻度が少なくなっていたが,この度の5歳以上の全国民を対象とした大規模なワクチン接種によって,筋肉内注射の手技に関して注目が集まっている.注射部位として従来から選択されてきた肩峰三横指下の他に,前後腋窩線と肩峰中央部からの垂直線との交点の部位も選択されているが,この部位の針刺入深度に関する確かな根拠はない.そのため,深度の根拠を明らかにし,安全な三角筋部への筋肉内注射を確立することで国民がより安心して接種を受ける環境を整えることを目指す.

研究実績の概要

2021年より国内でも新型コロナウイルスワクチンの接種が始められたことで,日本においては筋注の実施頻度が減少し手技に関して洗練される機会が少なかったため,今まさに手技の確認がなされている.2022年度の調査では,全国250床以上を有する医療施設および,集団接種を実施した自治体を対象に,接種を実施した医療従事者へ接種方法の現状をアンケートを行い,現状を把握と課題を明らかにした.
2023年度は,研究者が所属する施設を中心に,調査に同意が得られた18歳以上,20歳代の30名を対象に,腋窩の周囲径の計測と,前後腋窩線と肩峰中央部からの垂直線との交点と従来の注射部位である肩峰5cm下の部位における皮下組織厚,三角筋厚,上腕骨までの距離の調査を超音波画像診断装置を用いて行い,基本属性について調査を行った.本研究の対象者は高齢者までを対象としているため,今後は各年代の調査を拡大して実施し,得られたデータから相関関係の有無を確認し,相関がある場合には,それらから皮下組織厚を求める計算式を算出ていく予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

目標とする調査対象に対し,計測できたデータ数が大幅に少ないためである.今後,調査を拡大しデータ収集に努めていく.

今後の研究の推進方策

今後は,昨年度に引き続き実証研究を行っていく.大学および会社等で行われる健康診断や一般住民が参加する地域集会の会場で実施し,データの確保に努めていく.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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