研究課題/領域番号 |
22K10741
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 湘南鎌倉医療大学 |
研究代表者 |
大石 朋子 (大塚朋子) 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 講師 (40413257)
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研究分担者 |
川口 孝泰 医療創生大学, 国際看護学部, 教授 (40214613)
葛西 好美 医療創生大学, 国際看護学部, 教授 (70384154)
伊藤 嘉章 医療創生大学, 国際看護学部, 准教授 (60804870)
高橋 道明 医療創生大学, 国際看護学部, 准教授 (90710814)
今井 哲郎 広島市立大学, 情報科学研究科, 講師 (10436173)
塚越 みどり 東海大学, 医学部, 特任教授 (60405016)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 非がん疾患高齢患者 / 治療の選択 / 意思決定 |
研究開始時の研究の概要 |
EOL期の非がん疾患患者は、生命予後の予測が困難であることから、病状の急変に伴って早急な意思決定を求められる。特に高齢の非がん疾患患者に対する緩和ケアの体制は未だ十分とは言えず、早い段階から治療に対する意志決定への備えが重要となる。 慢性疾患症状や機能低下があり、それらに回復の見込みのない病状に対するケアを必要としているEOL期にある高齢の非がん疾患患者に対して、将来に向けて予め早い段階から、治療の意思決定を在宅で支援するシステムを構築する。研究者らの開発したアプリを活用して、双方で情報交換し、治療に対する価値観等を共有した意思決定が可能となる。
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研究実績の概要 |
エンド・オブ・ライフ期の非がん疾患患者は、生命予後の予測が困難であることから、病状の急変に伴った早急な意思決定を求められる。特に高齢の非がん疾患高齢患者に対する緩和ケアの体制は未だ十分とは言えず、早い段階から治療に対する意志決定への備えが重要となる。本研究は、エンド・オブ・ライフ期にある高齢の非がん疾患患者に対する意思決定のニーズと課題を明らかにするために文献検討し、分担研究者らとともにサポートするために開発されたアプリを活用して、在宅において患者の意思決定を支援システムの構築と検証をする計画である。 研究の実施は、高齢の非がん疾患患者の意志決定に求められるニーズを明らか(フェーズ1)にし、そのために求められる支援体制を検討する(フェーズ2)とともに、適切な支援を行っていくためのシステムの構築と検証を行う(フェーズ3)の3つのフェーズに分けて計画している。 2023年度は、フェーズ1として、高齢の非がん疾患患者の治療の選択に伴った意志決定に求められるニーズを明らかにすることを目的として、脳血管障害患者だけではなく、ほかの疾患の治療等に対する意思決定について文献を概観した。日本において、意思決定支援を介入として実施した研究自体が2件と少なく、在宅においては、研究されていなかった。また、非がん疾患の高齢患者に対する具体的な意思決定の方法や支援の具体的な内容について記載されている文献はほとんど見当たらなかったため、2024年度は、2023年度までに実施した高齢の非がん疾患患者の治療の選択に伴った意志決定に関する文献検討から得られた現状と課題を踏まえて支援体制を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献検討で非がん疾患高齢患者の意思決定に関する支援の現状やいくつかの課題が明らかになったが、サポート内容の検討までには至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
文献検討により明らかになった現状と課題から、サポート内容を検討したうえで、訪問看護ステーションとの研究協力体制を調整し、サポートに関する調査を検討し、運用可能な支援システムとするために、訪問看護師や在宅看護に関する有識者等から助言をもらう予定である。
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