研究課題/領域番号 |
22K10756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
西本 大策 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (80757675)
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研究分担者 |
根路銘 安仁 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00457657)
嶋谷 圭一 千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (50869435)
兒玉 慎平 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (80363612)
西尾 育子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (80402163)
丹治 史也 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (80848242)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | バーンアウト / レジリエンス / 看護学生 / 看護師 / 新卒看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
極度の心身の疲労と感情の枯渇を主とするバーンアウトは看護の質低下、労働生産性の低下、患者への不利益、離職につながることが報告されている。精神的回復や適応を表すレジリエンスはバーンアウトとの負の関連が報告されている。本研究では、看護学生から新卒看護師にかけてレジリエンスの縦断評価およびバーンアウト耐性形成プログラムを実施し、バーンアウトとレジリエンスおよび関連要因の検証を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、看護学生から新卒看護師にかけてレジリエンスの縦断評価およびバーンアウト耐性形成プログラムを実施し、バーンアウトとレジリエンスおよび関連要因の検証を行うことを目的としている。バーンアウトは、極度の心身の疲労と感情の枯渇を主とするものであり、看護の質低下、労働生産性の低下、患者への不利益、離職につながることが報告されている。一方で、レジリエンスは精神的回復や適応を表すものであり、バーンアウトとの負の関連が報告されている。新卒採用者の離職率は2020年度の8.2%から2021年度は10.3%へ上昇し、新卒採用者の離職率が初めて10%を超えたことが日本看護協会より報告がなされている。バーンアウトに陥りにくく、陥ったとしても早期に回復する看護師の育成がこれまで以上に重要となっている。
本研究では、看護学生から新卒看護師にかけてレジリエンスの変化解明、若手研究で開発したバーンアウト耐性形成プログラムの検証を行う。バーンアウト予防が推察される資質的レジリエンスと獲得的レジリエンスは看護学生から新卒看護師にかけて高まるかどうかを評価し、プログラムの有効性を確認していく。同様の研究はこれまでになく、看護師自身の健康の保持および患者への安心安全の医療の提供、そして医療の質を高めることにおいて意義があると考える。
令和4年度は研究計画の倫理審査承認に時間を要したため、研究実施を1年延期し、令和5年9月に看護学生4年次生と20歳代のインターネット利用者を対象に質問票調査を実施する予定である。看護学生への質問票調査実施の前段階として、文書郵送により看護師育成施設(大学)の長へ研究協力の内諾を依頼し、23大学から内諾を得ることができた。現在はアンケート発送準備とオンライン調査の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度は研究計画の倫理審査承認に時間がかかったため、研究実施が1年遅れることになった。令和5年9月には、看護学生4年次生と20歳代のインターネット利用者を対象に質問票調査を行う予定である。この調査に先立ち、23大学から内諾を得ることができた。現在は、約2000名の看護学生4年次生に向けてアンケート発送準備や、20歳代のインターネット利用者を対象にしたオンライン調査の準備を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は介入群の新卒看護師を対象に、4~9月にかけてWeb上でのバーンアウト耐性形成プログラムを実施する予定である。プログラム実施後の9月頃と3月頃に質問票調査を行い、介入の評価を行う予定である。さらに、非介入群は介入群と同じスケジュールで質問票調査を行い、質問票調査後にプログラムの実施を予定している。十分な対象者をリクルートできなかった場合は、令和5年度に看護学生に対して行った質問票調査を同スケジュールで新たな看護学生に対し行っていく予定である。また、対象者と年齢の近いインターネット利用者に対し縦断調査を9月頃と3月頃に行う予定であり、十分な対象者数を確保できなかった場合は横断調査に切り替える予定である。
令和7年度は、これまでに看護学生と新卒看護師の十分なリクルートが出来ていた場合、得られたデータの整理・解析・公表の準備を引き続き進めていく予定である。看護学生と新卒看護師の十分なリクルートができていなかった場合は、令和5年度の質問票調査と同スケジュールで看護学生を対象に質問票調査を行い、追跡中の看護学生と新卒看護師に対しては、令和6年度と同スケジュールで介入と質問票調査を行う予定である。
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