研究課題/領域番号 |
22K10758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
服部 美香 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60618320)
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研究分担者 |
舟島 なをみ 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (00229098)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 問題 / スタッフ看護師 / 克服法 / 問題解決力向上支援システム / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、病院に就業するスタッフ看護師が直面する問題を「問題自己診断尺度-スタッフ看護師用」を用いて診断するとともに、その解決に向け、必要な克服法や受講を望む教育プログラムを選択できる「問題解決のための改善ガイド(仮)」を作成し、「問題解決力向上支援システム」活用モデルを構築する。 この実現に向け、①直面している問題やその克服法の実態を把握すると共に、克服法の実践に必要な知識を抽出し、教育内容を決定する。②それに基づき、問題解決に資する教育プログラムを作成する。③問題の自己診断から克服法、受講を希望する教育プログラムの選択過程を「問題解決のための改善ガイド」に収録し、有効性を評価する。
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研究実績の概要 |
本研究の最終目標は、病院に就業するスタッフ看護師が直面する問題を自己診断するとともに、診断結果に基づき必要な克服法や受講を望む教育プログラムを選択し、解決に取り組むことを支援するという、スタッフ看護師のための「問題解決力向上支援システム」活用モデルを構築することである。 この実現に向け、今年度は、病院に就業するスタッフ看護師を対象とした質問紙調査を計画していた。具体的には、スタッフ看護師に研究者らが開発した「問題自己診断尺度-スタッフ看護師用-」への回答を依頼し、現在直面している問題の特定を依頼するとともに、問題毎に活用可能な克服法を掲載した資料(活用ガイド(仮))も配付し、その克服法を実施した効果や課題について明らかにする計画であった。 しかし、その活用ガイド(仮)を構成する問題に対する「克服法」が研究的に明らかになっていないため、その研究に数年前より着手している。現在、その成果産出に向けて質的分析を行っている。なお、分析の精度が活用ガイド(仮)の使用のしやすさや活用可能性に影響を及ぼす可能性が高いため、分析は繰り返し行い、慎重に進めたい。 今後、その分析結果を公表するとともに、問題に対する克服法として活用ガイド(仮)に明示する。そして、活用しやすいガイドとなるようレイアウトを工夫し完成させる。また、その使用しやすさや表現のわかりやすさ、克服法の適切性などを専門家会議やパイロットスタディを行って確認する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度は、病院に就業するスタッフ看護師を対象とした質問紙調査を計画していた。質問紙には、スタッフ看護師が、現在直面している問題を特定するための尺度とその問題を克服する方法を含める予定であった。このうちの克服法の解明に向けた分析に難航し、質問紙を完成させることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
本活用モデルは、科学的方法に基づき構築することを一つの特徴とする。そのため、問題の克服方法を研究的に明らかにすることは、不可欠な過程である。従って、データを丁寧に確認し、日々の目標を立て、分析を継続する。また、月に一度、博士後期課程修了生が集合し、各自が進めている研究について検討する機会があるため、そこに分析過程を提示し、精度の高い成果を産出できるよう努める。
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