研究課題/領域番号 |
22K10759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 愛媛大学 (2023) 大阪公立大学 (2022) |
研究代表者 |
相原 ひろみ 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (10342354)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 看護倫理 / 看護教育 / 道徳的感受性 / 倫理的行動 / 看護倫理学 |
研究開始時の研究の概要 |
リフレクティブサイクルを活用した倫理教育を受講した看護学生が、看護師となった後にどのように看護実践における倫理的行動を実践するかを検証する。教育プログラムによって、看護実践の初学者である看護学生が、自らの看護実践を倫理的な視点で自己評価し、倫理的発達を継続する姿勢を身につける教育の波及効果を検証する。 本研究では、既存の看護教育を受けた看護師の倫理的行動と、リフレクティブサイクルを活用した看護倫理教育プログラムを受講した看護師の看護実践を比較検討する。学生時代に倫理的視点で意味付けを行う機会を設けることで、看護師となった後の看護実践において倫理的実践に繋がるという教育的効果を検証する。
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研究実績の概要 |
臨床看護師対象の調査として全国の200床以上の病院から無作為に抽出した複数の病院の看護師1000名程度を研究対象に、郵送法によるデータ収集を行った。調査協力が得られた病院に依頼書・質問紙・返信用封筒を送付し、自記式質問紙による調査を行う。調査項目は①基本属性(性別、年代、経験年数、所属部署、最終看護教育課程、看護倫理の受講経験(学生時および卒後)、倫理カンファレンスの有無、②看護師の倫理的行動尺度(大出,2019)③臨床看護師の倫理的感受性尺度(角,2018)を用いた。共分散構造分析により看護師の倫理的行動と基本属性と倫理的感受性の関連を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
所属大学を異動したことで、当初、看護倫理の授業を実施する予定だった学年が変更となった。新カリキュラムの完成年度(令和6年)までは開講学年を変更することが困難なため、リフレクティブサイクルを実施した授業が開講できていない。今後、リフレクティブサイクルを活用した授業展開を、学年が変更になった場合に合わせた修正を検討して実施する。
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今後の研究の推進方策 |
既存の教育を受けた看護師からのデータ収集は終えているため、データ分析を行い、論文執筆にとりかかる。同時に、令和6年にはリフレクティブサイクルを実施した授業を開講できるように準備に取り掛かる。
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