研究課題/領域番号 |
22K10783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
山勢 博彰 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90279357)
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研究分担者 |
田戸 朝美 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30452642)
山本 小奈実 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60574340)
須田 果穂 山口大学, 大学院医学系研究科, 助手 (60883593)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | クリティカルケア / 終末期ケア / 意志決定支援 / 悲嘆ケア / 苦痛緩和 / 終末期 / ケアプログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、クリティカルケア領域における包括的終末期ケアプログラムを開発することである。「救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド」を基に、終末期ケアの構造を、全人的苦痛緩和、意思決定支援、悲嘆ケアで構成される【直接的ケア】と「チーム医療推進」「組織体制整備」で構成される【組織的サポート】に区分する。【直接的ケア】は、患者・家族への身体的、精神的、社会的な側面等の具体的ケアをリストする。【組織的サポート】は、チーム医療の状態把握、多職種間連携、直接ケアとチーム医療を支える組織体制整備をリストする。これらの構成要素を包括的に網羅し、高い実践性を持つケアプログラムを開発する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、クリティカルケア領域における包括的終末期ケアプログラムを開発することである。クリティカルケアの終末期には様々な課題があり、終末期ケアの効果的実践に苦慮している実態がある。 本年度は、「救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド」で示されている全人的苦痛緩和、意思決定支援、悲嘆ケア、チーム医療推進、組織体制整備で構成される終末期ケアの概念に基づいた事例動画を作成し、臨床現場での経験などを基に、より良い終末期とそのために必要な看護実践についてディスカッションした。動画の内容は、終末期にある患者の状況説明、意志決定支援、こころのケアなどについて、主として看護師が家族にケアをしているシーンとした。ディスカッションの参加メンバーは約40名で、全人的苦痛緩和、意思決定支援、悲嘆ケア、チーム医療推進等に関して、必要なケアや課題などについてまとめた。 その結果、様々な場面で対応するタイミングの重要性、多岐に渡る全人的苦痛緩和ケア、意志決定支援の困難性、家族自身による意志決定を促す重要性、信頼関係構築での課題、医療チームで家族ケアに関わる重要性、家族への悲嘆ケアの困難感と対応などについて明らかになった。さらに終末期ケアの構成概念として、終末期看護プラクティスガイドで概念化されている、全人的苦痛緩和、意思決定支援、悲嘆ケアの3つの直接ケア、それを支えるチーム医療推進、組織体制整備の妥当性を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第1段階の研究成果として、クリティカルケアでの終末期に必要な看護と課題を確認できた。また、本研究の基本概念として用いている「救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド」の妥当性を確認した。
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今後の研究の推進方策 |
終末期ケアの妥当性を検証するために、WEBによる調査を実施する。対象は、救命救急センターまたはICUに勤務する臨床看護師。方法は、「救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド」を基に概念化した終末期ケアについて、適切性、難易度、実施可能性などを調査する。
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