研究課題/領域番号 |
22K10791
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
室田 昌子 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (80610641)
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研究分担者 |
山本 容子 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00321068)
成本 迅 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30347463)
武藤 倫弘 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30392335)
山本 裕子 京都府立医科大学, 医学部, 助教 (40826731)
山田 親代 京都府立医科大学, 医学部, 助教 (60826733)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | レジリエンス / 中堅看護師 / メンタルケア / ストレス / セルフケア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、中堅看護師のレジリエンス(resilience:回復力)を高めるケアプログラムを開発することを目指す。対象者は、入浴中に防水機能付きのワイヤレスイヤフォンを用いてユーチューブに掲載したプログラムを実行し、セルフカウンセリングを実行する。 研究1:25~45歳の女性中堅看護師のメンタルヘルスの状況(レジリエンス、ストレス、 自尊感情、自己効力感)を調査し、現状を明らかにする。 研究2:25~45歳の女性中堅看護師のレジリエンスを高めることを目指し、セルフカウン セリングを促すセルフケアプログラムを作成する。 研究3:研究2で作成したセルフケアプログラムを実施し、評価する。
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研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症の拡大状況下で、特に中堅女性看護師への心理面への影響が顕 著であることが報告されている(2021,厚生労働省)。本研究は、25~45歳の女性中堅看護師のレジリエンス(resilience:回復力)を高めるケアプログラムを開発することを目指す。このケアプログラムは、対象者が、入浴中に防水機能付きのワイヤレスイヤフォンをBluetooth(ブルートゥース)でユーチューブに掲載されたプログラムに接続し、そのガイダンスに従って、セルフカウンセリングを実行するものである。 研究は、25~45歳の女性中堅看護師のメンタルヘルスの状況(レジリエンス、ストレス、自尊感情、自己効力感)を、自己記入式質問紙を用いて調査し、現状を明らかにする研究1、25~45歳の女性中堅看護師のレジリエンスを高めることを目指し、セルフカウンセ リングを促すセルフケアプログラムを作成する研究2、研究2で作成したセルフケアプログラムを実施し、評価する研究3で構成する予定である。 令和4年度は研究初年度にあたり、研究1を実施する予定であった。文献検討を行い、アンケート調査を実施する予定であった。文献検討では、レジリエンスの概念枠組みや国内外のレジリエンスを高める介入についての知見が得られたので、取りまとめて令和5年度の本学の紀要に投稿予定である。アンケート調査については、文献検討で得られた知見をもとに質問紙調査を作成し、本学医学倫理審査の書類を準備中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度は最終初年度であり、実施計画としては、関連分野の文献検討を行い、中堅看護師を対象とした質問紙調査を実施する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染の感染拡大による影響があり、医療が逼迫する中で対象の医療機関の中堅看護師に質問紙調査を依頼することは難しく、調査の開始を延長することにした。そのため文献検討にとどまり予定通りに研究を進めることができなかった。現在、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことを受け、質問紙調査開始の準備を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、研究初年度に計画していた中堅看護師への質問紙調査の開始を延長せざるを得ない状況であり、研究が予定通り進められない状況であった。しかし、現在、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにより、対象施設からの協力を得て質問紙調査を実現することが可能な状況になったと考える。 しかしながら、当初の予定通り、研究1・2・3を進めることは難しい。そのため、今年度はこれまでの文献検討から得た知見の発表を行うこと、質問紙調査を実施し、結果を取りまとめていくこと、セルフケアプログラムの構成を検討することを実施していきたいと考えている。
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