研究課題/領域番号 |
22K10795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小原 泉 自治医科大学, 看護学部, 教授 (80266642)
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研究分担者 |
田代 志門 東北大学, 文学研究科, 准教授 (50548550)
野崎 章子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 講師 (90361419)
藤原 紀子 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (30642011)
内堀 真弓 自治医科大学, 看護学部, 教授 (10549976)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 臨床研究看護師 / 道徳的苦悩 / 治験・臨床研究 / 看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、被験者ケアや治験・臨床研究を管理・推進する活動を担う看護師(以下「臨床研究看護師」)の道徳的苦悩の測定尺度を開発し、その程度や要因を明らかにするとともに、道徳的苦悩の詳細を記述することである。道徳的苦悩は、患者との関わりの縮小、仕事の満足度の低下などにつながることから、本研究により道徳的苦悩軽減のための組織的支援や道徳的回復力を高める方策に活用できるエビデンスを得ることができる。
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研究実績の概要 |
臨床研究に関わる看護師の道徳的苦悩moral distress;MD(以下「MD」)の測定尺度を開発するため、MDの概念の検討を行った。初めてMDを説いたJameton氏が示した定義、MDに関する代表的な看護研究者であるMcCarthy氏が示した定義、臨床研究に関わる看護師のMDを米国で調査したShowalter論文の概念枠組みなど、主要な研究者や先行研究におけるMDの概念をクリティークした。本研究でMDの測定尺度を開発する際には、現場における具体的な事象を洗い出すこと、Moral conflictやMoral dilemmaいったMDと近接概念との違いの整理を行い、本研究におけるMDの定義と関連要因を明確化する必要性が明らかとなった。 また、本研究でMDの測定尺度を開発するにあたっては、尺度の基準関連妥当性を評価するために既存の尺度であるMeasure of Moral Distress-Healthcare Professionals (MMD-HP) の日本語版を利用することが適当と考えられた。日本語版開発者である藤井智子氏(現、東京慈恵会医科大学教授)に連絡をとり、本研究での使用許可を得た。 研究対象者についての検討では、離職せずに長くCRCとして活動している看護師は、モラルレジリエンスが高いと考えられ、MDについて一定の回答が得られか疑問が残ることから、研究対象者の選定条件を十分に検討する必要性も明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響で教育活動のエフォートが増大し(授業の補填、欠勤教員業務の代行、実習施設との調整等)、研究活動にあてる時間を確保できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
業務を整理・効率化して研究活動にあてる時間を確保するとともに、研究分担者を増やして役割分担を明確化し、遅れを取り戻していく。
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