研究課題/領域番号 |
22K10804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 (2023) 川崎医療福祉大学 (2022) |
研究代表者 |
古賀 雄二 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (90756727)
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研究分担者 |
井上 貴博 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (70388940)
藤原 弘道 川崎医科大学, 医学部, 助教 (30803762)
平松 貴子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 教授 (10918907)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | せん妄 / 注意力 / 教育効果 / スクリーニング |
研究開始時の研究の概要 |
既存のせん妄評価ツールには、繰り返し評価することで学習効果が生じるなどの限界がある。これを解決するせん妄評価アプリケーションの日本語版作成と妥当性・信頼性の検証が本研究の目的である。DSM-5(精神科医診断)を基準に、医療者・非医療者の既存ツール評価に対する基準関連妥当性検証を国内施設で実施する。本ツールは、せん妄重症度に応じた高精度なせん妄評価を可能にすることに加えて、非医療者(家族など)の活用による新たなせん妄モニタリング体制が構築可能となる点も期待できる。
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研究実績の概要 |
せん妄は「意識のくもり」を症状とし、年代を問わず、臨床において意識の変調を生じる一般的な病態である。せん妄は一日の中でも重症度が変化することがあり、1日数回の評価が必要とされている。しかし、せん妄評価の質問内容は単純なものが多いため、患者の重症度によっては、繰り返しの評価により患者が評価のための質問パターンや回答を覚えてしまう学習効果が生じることがあるなど、既存のせん妄評価ツールは繰り返し評価に使用することの限界がある。そこで、これらの問題を解決するせん妄評価アプリケーションの日本語版作成と妥当性・信頼性の検証が本研究の目的である。DSM-5(精神科医診断)を基準に、医療者・非医療者の既存ツール評価に対する基準関連妥当性検証を国内施設で実施する。本ツールは、せん妄重症度に応じた高精度なせん妄評価を可能にすることに加えて、非医療者の活用による新たなせん妄モニタリング体制が構築可能となる点も期待できる。 2022年度は、計画目標であった日本語版を作成は終了し、研究倫理審査受診後、データ収集を開始した。看護師に対しては本ツールの使用方法および既存ツールの使用に関するツール使用準備期間をとった後、データ収集を開始した。また、DSM-5評価においては、実臨床の状況に合わせて精神科医と臨床心理士による評価体制を構築し、データ収集を開始した。データ収集進捗状況は目標数の1割程度である。また、本研究のメイン研究のプロトコル論文を公表した。2023年度は、データ収集を行ったが、研究分担者の異動によるデータ収集の中断があり、目標数まで到達しなかった。また、メイン研究の終了とともに本研究のデータ収集も終了となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
データ収集を行ったが、研究協力者の異動によるデータ収集の中断があり、目標数まで到達しなかった。また、メイン研究の終了とともに本研究のデータ収集も終了となった。今後は、データ収集施設の追加を行い、目標数までのデータ収集継続を行う。
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今後の研究の推進方策 |
メイン研究の終了とともに本研究のデータ収集も一旦終了となり、今後はデータ収集施設の追加を行い、目標数までのデータ収集継続を行う。
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