研究課題/領域番号 |
22K10811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤田 香奈恵 九州大学, 医学研究院, 助教 (20875695)
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研究分担者 |
樗木 晶子 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (60216497)
橋口 暢子 九州大学, 医学研究院, 教授 (80264167)
安藤 眞一 九州大学, 大学病院, 特別教員 (90575284)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | CPAPアドヒアランス / Sleep Health / 複合的睡眠評価 |
研究開始時の研究の概要 |
持続陽圧呼吸(CPAP)療法は、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の最も有効な治療法であるが、治療アドヒアランスを適切に維持することが困難な患者は多い。これまでCPAPアドヒアランスの影響要因に関する研究は多くなされてきたが、有効な看護介入方法を確立するには至っていない。 睡眠を量、質、タイミング、効率、日中の覚醒、規則性など複合的に評価する“Sleep Health”の概念が認識されるようになったが、CPAPアドヒアランスとの関連は調査されていない。本研究では、睡眠の複合的評価がCPAPアドヒアランスとどのように関連しているのかを調査し、CPAPアドヒアランスの看護介入の新たな可能性を検討する。
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研究実績の概要 |
R4年度は、計画に沿い、研究計画書の作成及びアンケート調査内容の検討を行った。研究計画書作成にあたり、CPAPアドヒアランスに関する研究の動向を調査するため文献検索を実施した。また、Sleep Healthの概念を用いたアンケート調査実施に向け、アンケート作成を行うにあたりSleep Healthに関する文献検討を行った。さらに、アンケート調査結果の解析方法を決定すべく、分析方法に関しても調査を進めた。 研究計画書作成に関しては、研究目的および意義の作成を行ったが、アンケート調査票の作成ができておらず、さらに具体的な解析方法の検討を行うことができず倫理申請を行うには至らなかった。アンケート調査票に関しては、Sleep Healthの概念を用いた複合的睡眠評価以外は、調査項目を決めることができたが、Sleep Healthに関する複合的睡眠評価をどのようにアンケートとして調査するかの決定までは至らなかった。そのため、解析方法の決定も行うことはできなかった。 初年度の研究をとおして、CPAP治療アドヒアランスの維持・向上は依然として患者にとっては難しく取り組まなくてはならない課題であることが明らかになった。さらに、Sleep Healthの概念は、年々関心が高くなっており、睡眠を複合的に評価する必要性も益々高まっていることが文献検索からわかった。そのため、CPAPアドヒアランスの維持・改善または向上のためにはOSA患者の睡眠全体を評価する必要性を確信することができた。
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