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午睡 (Nap time) 導入による睡眠覚醒サイクル改善とせん妄予防効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22K10813
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関三重大学

研究代表者

松裏 豊  三重大学, 医学系研究科, 講師 (30840897)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード睡眠 / サーカディアンリズム / クリティカルケア / Nap time / 脳波 / 集中治療室
研究開始時の研究の概要

せん妄は集中治療室(ICU)入室患者の20~50%に発生し、死亡率の上昇、ICU滞在期間の延長などに関連している。そのためせん妄の発生を予防することはクリティカルケア領域において重要な課題である。せん妄発生のリスク因子として睡眠覚醒サイクルの変調が挙げられる。ICUでは睡眠確保の困難さと従来の日中覚醒促進ケアによって活動と休息のバランスが不均衡となり睡眠覚醒サイクルの変調を引き起こしていることが考えられる。そこで健常者において概日リズムの改善効果が明らかにされている日中の短時間の午睡(Nap time)を導入することで睡眠覚醒サイクルに及ぼす効果とせん妄予防に対する有用性について明らかにする。

研究実績の概要

本研究の目的は、ICU入室患者に対し日中の短時間のNap time導入が睡眠覚醒サイクルに及ぼす効果とせん妄予防に対する有用性について明らかにすることである。具体的には1)ICUにおける環境の実態を調査し、Nap timeの実施方法について検討する。2)非ランダム化比較試験にてNap timeが睡眠覚醒サイクル(覚醒度、夜間睡眠の質、生理応答)に及ぼす効果について検討しせん妄予防に対する有効性について明らかにする。3)Nap timeケアプログラムを開発することの3点である。
令和5年度は昨年度に引き続きICU入室患者における睡眠状況について脳波を用いて測定した。また同時に精密騒音計を使用しICUの音環境の調査行い、さらに夜間睡眠に影響を及ぼす因子(看護ケア)との関連性やその影響について明らかにすることを試みた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

令和5年度ではICUにおける環境の実態を調査し、Nap timeの実施方法について検討するために、ICUにおける環境の実態を調査を継続して行った。しかしながら機器トラブルなどにより脱落が想定以上みられことから倫理審査委員会へ症例追加申請が必要となったため、予定症例数のデータを収集するまでに至らなかった。

今後の研究の推進方策

予定症例数のデータが収集できつつあるため、今後は脳波の解析を行っていき、夜間帯におけるICU入室患者の睡眠状況を明らかにしていくとともに、日中のICUの音環境などを調査し、Nap time導入方法の検討を進めていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ICU入室患者に対する夜間ケアが睡眠に及ぼす影響について:脳波からみた検討2024

    • 著者名/発表者名
      松裏 豊、大野 ゆう子、名取 宏樹、中村 真理子、吉井 葉未、市川 昭美、上野 高義
    • 学会等名
      第51回日本集中治療医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] ICU入室患者に対し実施されている夜間ケアに関する実態調査2024

    • 著者名/発表者名
      名取 宏樹、中村 真理子、市川 昭美、松裏 豊、大野 ゆう子、上野 高義
    • 学会等名
      第51回日本集中治療医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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