研究課題/領域番号 |
22K10820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 |
研究代表者 |
池口 佳子 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (10584162)
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研究分担者 |
細野 知子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (00815615)
坂井 志織 淑徳大学, 看護栄養学部, 准教授 (40409800)
栩川 綾子 (牧村綾子) 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (70465582)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 文献検討成果報告 / 学習支援システムの検討 / 本調査の準備 / 文献検討 / 臨床判断 / 中堅看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
中堅看護師が行っている臨床判断をインタビュー調査等から、現象学を手掛かりとして可視化することを試みる。 その知見から、医学的なエビデンスに基づいた臨床推論だけではなく、看護の独自性としての人間科学の視点から看護師が実践している臨床判断のプロセスを可視化し学習プログラムを作成することで、患者を全人的に捉えることができる看護師の育成に寄与する。
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研究実績の概要 |
2023年度は、共同研究者と検討しながら①先行知見に関する文献検討実施および成果報告(第43回日本看護科学学会学術集会示説報告・現象学的研究に関する交流集会企画・運営)②教育施設の視察(福岡女学院看護大学シミュレーションセンター)③調査計画検討を実施した。 ①日本の臨床判断における先行知見を整理し、教育上の課題を明確化した。レビュー文献においては、看護教育・精神看護・訪問看護・急性期看護・小児看護の特定の領域に関する文献が多く、特定の専門領域や場面に関する臨床診断に関する研究が多い現状と合致していた。教育に関する14文献では臨床判断の重要性は全文献に明確に示されていたが、Tanner(2006)やCorcoran(1990)の臨床判断の定義が用いられていたものもあったが記述がない文献も6件あり、定義や概念等が不明瞭なまま思考形成に関する教育が行なわれていることが懸念された。教育に携わる人の役割や教育力の課題やTannerの臨床判断モデルに照らし合わせると実践後の省察部分に関する知見が少ないことが明らかとなった。 ②本調査後の成果から学習支援システムを構築する際の参考とするために、シミュレーションセンターの視察研修を実施した。シミュレーション教育において学生主体の学習をどう支援していくのかを教育者・共同研究者間にて検討した。またWEB学習支援システムの可能性についても情報収集を実施した。 ③本調査に向けた準備:訪問看護師の終末期看護における臨床判断を記述するための研究デザインを構築、調査フィールドを開拓した。最終年度に向けて、研究の倫理審査申請に向けた研究計画を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本調査の準備段階に入ってはいるが、文献検討の結果も踏まえ、2023年春までのコロナのパンデミックの影響から研究協力施設を変更せざるを得ない状況もあり、研究計画の修正を行ったため当初の計画より遅れている。コロナ感染症が第5類に移行後も入館制限は継続されている医療機関が多いのが現状である。現在、実施可能な内容を慎重に検討しながら研究を遂行中である。
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今後の研究の推進方策 |
本調査に向けた研究計画を立案し、2024年度実施に向けて準備をしている。データ収集は、2024年度末までを計画しているが、分析や成果報告を考慮した場合には期間延長も視野に入れている。当初の予定では臨床判断学習案(WEB学習システム)検討までを予定していたが、可能な範囲で基礎教育・移行期教育への還元を目指したいと考えている。
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