研究課題/領域番号 |
22K10833
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
永松 有紀 産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (20389472)
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研究分担者 |
豊福 佳代 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (50737195)
佐藤 実 産業医科大学, 産業保健学部, 訪問研究員 (90162487)
竹山 ゆみ子 宮崎大学, 医学部, 講師 (90369075)
白石 祈枝 産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (90847576)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 外来看護 / 服薬アドヒアランス / 学習プログラム / がん / 経口抗がん剤 / eラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
がん患者の外来化学療法の継続には、服薬管理や副作用の対処などの服薬アドヒアランスの維持、向上に向け、生活状況を考慮した支援が重要となる。多忙な外来看護師が服薬アドヒアランス支援を行うためには、現場で活用できる知識・技術を効果的に獲得する学習プログラムが必要である。本研究ではCOVID-19禍に対応したデジタル技術を活用した学び方を組み入れ、自身で学び、理解度が確認できる自己完結型の学習プログラムを開発する。研究は学習プログラムの作成と評価で構成する。
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研究実績の概要 |
がん患者の外来化学療法の継続には、服薬管理や副作用の対処などの服薬アドヒアランスの維持、向上に向け、生活状況を考慮した支援が重要となる。多忙な外来看護師が服薬アドヒアランス支援を行うためには、現場で活用できる知識・技術を効果的に獲得する学習プログラムが必要である。本研究ではCOVID-19禍に対応したデジタル技術を活用した学び方を組み入れ、自身で学び、理解度が確認できる自己完結型の学習プログラムを開発する。 本年度は学習プログラム案の作成準備として、まず、COVID-19禍での経口抗がん剤治療を受ける患者への国内の外来看護の現状についての文献や学会参加により情報収集を行った。その結果、入院中から看護師が薬剤師と連携し外来へと継続する取り組みや服薬アセスメントツールMedication Assessment Tool: MAT)の活用が行われている一方で、自宅での内服状況の確認や症状アセスメントの不十分さ、経済的な支援内容の説明の難しさが外来看護の課題としてあることが明らかになった。 次に、がん診療に日常的にかかわる外来看護師への面接調査準備のため協力施設を募る予定であったが、COVID-19感染拡大により医療機関への出入りが困難となり中止せざるを得ない状況となった。そのため、本年度は主に最新のがん患者の服薬アドヒアランスに関する看護支援についての情報収集および国内外の文献検討へと切り替えて、学習プログラム案の内容について検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
予定していた医療施設のがん診療に日常的にかかわっている外来看護師への面接調査の準備が、新型コロナウィルス感染拡大によって医療施設への出入りが困難となり中断せざるを得ない状況となった。そのため、本年度は最新のがん患者の服薬アドヒアランスに向けた看護支援に関する情報収集および国内外の文献検討へと切り替えて、学習プログラム案作成に向け検討を行った。
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今後の研究の推進方策 |
外来看護師を対象とした服薬アドヒアランス支援の学習プログラム案を作成に着手する。具体的には、翻訳した経口抗がん剤治療を受ける患者教育ツールである(MASCCTM Oral Agent Teaching Tool (MOATT)V1-2をもとに、本年度の文献検討で明らかとなった外来看護の現状と、先行して行ったがん患者の治療に携わる医師、看護師、薬剤師への服薬アドヒアランスの実態調査結果を加えてプログラムの内容を決定する。また、課題に関連する学会、研修会に参加し、引き続き情報収集も行う。
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