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化学療法を受ける高齢急性白血病患者の苦痛を和らげる看護支援

研究課題

研究課題/領域番号 22K10836
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

杉山 琴美  浜松医科大学, 医学部, 助教 (40377734)

研究分担者 岩瀬 美保  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (50964889)
佐藤 直美  浜松医科大学, 医学部, 教授 (10293630)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード急性白血病患者 / 高齢者 / 苦痛 / 看護師の解釈 / 苦痛緩和 / QOL / 急性白血病 / 白血病患者 / distress / 看護 / 白血病
研究開始時の研究の概要

急性白血病の疾患と治療に伴う有害事象は急激で長期に継続する。化学療法を受ける高齢白血病患者の苦痛(distress)は治療法の進歩に伴い変化していると考えられる。本研究では、現在の高齢白血病患者の苦痛を系統的事例研究法により集積することで、化学療法を受ける入院中の高齢白血病患者における苦痛を識別し、「高齢急性白血病患者の苦痛と緩和の概念モデル」の生成を試みる。さらに臨床看護師を対象に高齢AL患者の苦痛に対する解釈の枠組みと看護実践への影響を調査し、高齢白血病患者の苦痛を緩和し予防するために必要な看護を明らかにすることを試みる。

研究実績の概要

急性白血病(acute leukemia:AL)の疾患と治療に伴う有害事象は急激で長期に継続する。本研究の目的は、現在の高齢AL患者の苦痛を系統的事例研究法により集積することで、化学療法を受ける入院中の高齢AL患者における苦痛とその詳細を識別し、「高齢AL患者の苦痛と緩和の概念モデル」の生成を試みること、さらに臨床看護師を対象に高齢AL患者の苦痛に対する解釈の枠組みと看護実践への影響を調査し、高齢AL患者の苦痛を緩和し予防するために必要な看護を明らかにすることを試みことである。
本年も引き続き、「臨床看護師を対象に高齢AL患者の苦痛に対する解釈の枠組みと看護実践への影響」を調査することを主に実施した。病院施設へのチラシ配布や研究者からの直接依頼などの対象者の確保を再考したが、予定人数には到達していない現状がある。インタビュー調査ができた5名に関しては内容分析を進めており、暫定的な「看護師の解釈」を得られている。次年度は研究参加者の確保について、新たな対策案を実施していく。
「化学療法を受ける入院中の高齢AL患者における苦痛」については、文献検討に加えて、既得の臨床研究データの分析結果を踏まえた暫定的概念モデルを作成した。AL患者の生存予測変数及び高齢者の生存を予測する心理社会的変数を因子とし、健康関連QOLを結果としたモデルの探索を行った。高齢AL患者の治療中の健康関連QOLは、寛解導入療法後に低下し、維持療法中には回復を示した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

看護師を対象としたインタビュー調査への参加者が確保できていない。
高齢AL患者を対象とした観察研究については、倫理審査の提出準備を行っている。当初の研究協力者の予期せぬ退職があり、協力施設での研究メンバーの再構成も滞っているため、定期的なミーティングを実施していきたい。

今後の研究の推進方策

当初の研究計画からは遅れが生じているため、研究補助員の雇用も継続し、研究対象者の確保とデータ整理を進めていく。対象者への説明チラシは、研究の意義をさらにわかりやすく伝える内容と活動を加えて、研究協力を得る対策を実施していく。
高齢AL患者を対象とした観察研究では、協力施設には研究協力を再依頼し、2024年度にデータ収集を実施していく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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