研究課題/領域番号 |
22K10845
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
藤澤 由香 岩手県立大学, 看護学部, 講師 (60711942)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 糖尿病性腎症 / 患者教育プログラム / 患者教育 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病性腎症は,早期に介入することで腎機能が寛解し得ることが明らかとなっており,より早期の段階での介入が推奨されている.糖尿病性腎症のコントロールには,患者のセルフマネジメントが必須であり,セルフマネジメント教育が重要となる.一方で,腎症初期の患者は,自分が腎症であることの認識を持ちにくく,セルフマネジメント行動につながりにくい.そこで,本研究では,糖尿病性腎症初期患者を対象とした,腎症進行予防,腎症の疾病認識とセルフマネジメント能力の向上を目指した患者教育プログラムの試案を開発し,フィージビリティスタディを実施することで,プログラムの臨床応用の実行可能性を検討することを目的とする.
|
研究実績の概要 |
これまでの糖尿病性腎症進行予防のための介入研究は,糖尿病性腎症の病期は1期~5期と幅広く,病期を移行した対象への介入研究も多い.そのため,病期を特定した介入研究が少なく,特に糖尿病性腎症初期の患者に特化した腎症進行予防のための介入プログラムのエビデンスはほとんどない.また,わが国において,糖尿病性腎症患者対象の患者教育プログラムについての研究報告も少なく,糖尿病性腎症の進行予防のための介入内容のエビデンスを創出することは喫緊の課題である. 本研究では,糖尿病性腎症初期患者を対象とした,腎症進行予防,腎症の疾病認識とセルフマネジメント能力の向上を目指した患者教育プログラムの試案を開発し,フィージビリティスタディを実施することで,プログラムの臨床応用の実行可能性を検討することを目的とする. 今年度は,患者教育プログラム(案)の作成を行った.参考としている英国の糖尿病教育プログラムであるDESMOND教育,それを用いたDESMONDスタディやMEMOスタディ,先行しておこなった文献レビューや糖尿病性腎症初期患者の透析予防指導の受け止めに関する質的研究の結果,治療ガイドライン等をもとに,患者教育プログラムの理論的枠組み,構成要素,介入方法,期間,アウトカム指標を検討した. 今後は,作成した患者教育プログラム(案)の形成的評価,その後のプログラム(案)の修正,修正した教育プログラム(案)のパイロット調査を経て,教育プログラムを用いた介入のフィージビリティスタディの実施計画を進めていく予定である.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初は,今年度までに患者教育プログラム(案)の評価まで進める予定であったが,プログラム(案)の検討に予想以上に時間を要したため
|
今後の研究の推進方策 |
今後は,作成した患者教育プログラム(案)の形成的評価,その後のプログラム(案)の修正,修正した教育プログラム(案)のパイロット調査を経て,教育プログラムを用いた介入のフィージビリティスタディの実施計画を進めていく予定である.
|