研究課題/領域番号 |
22K10852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 和洋女子大学 |
研究代表者 |
熊田 奈津紀 和洋女子大学, 看護学部, 講師 (50614187)
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研究分担者 |
佐藤 真由美 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (40375936)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アドバンス・ケア・プランニング / がんサバイバー / 乳がん / 態度 / 尺度 / がん / アドバンスケアプランニング |
研究開始時の研究の概要 |
アドバンス・ケア・プランニング(以下、ACPとする)の実施は、終末期に自身の意向に沿った医療を受けることを可能にする。長期にわたり再発リスクを抱える乳がんサバイバーがACPを実施することは、がんとともに自分らしく生きることを支援するサバイバーシップの観点からも重要である。 本研究では①乳がんサバイバーのACPに対する態度を質的記述的に明らかにする。②乳がんサバイバーのACP態度を測定する尺度を開発し、信頼性、妥当性を検証する。それと同時に、乳がんサバイバーのACP態度と関連要因も明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究は乳がんサバイバーのACPに対する態度を質的記述的に明らかし、乳がんサバイバーのACP態度尺度を開発し、乳がんサバイバーのACP態度と関連要因を検討することを目的としている。研究1:乳がんサバイバーのACP態度の探索、研究2:乳がんサバイバーACP態度尺度の開発と信頼性、妥当性の検証、研究3:乳がんサバイバーACP態度と関連要因の検討の3段階で実施する計画である。 2023年度は、研究1の研究結果の論文化および発表、研究2の尺度開発と信頼性、妥当性の検証の研究計画の倫理審査申請、データ収集を実施した。 研究2の尺度開発では、文献レビューおよび、研究1の研究結果をもとに56項目から成る乳がんサバイバーACP態度尺度原案を作成した。 信頼性妥当性の検証のため、全国の乳がん患者会および、乳がん患者限定のオンラインコミュニティサイトの会員を対象に、再テスト法を用いたWeb上での質問紙調査を実施した。質問紙は基本属性、乳がんサバイバーのACP態度尺度原案、ACP準備性尺度で構成し、3月末時点で225件のデータを収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度に実施を計画していた研究2:乳がんサバイバーACP態度尺度の開発と信頼性、妥当性の検証の尺度原案を完成し、信頼性・妥当性検証のためのデータ収集を開始することができたため、概ね順調に進展していると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、研究2:乳がんサバイバーACP態度尺度の開発と信頼性、妥当性の検証のデータ収集を継続し、収集したデータの分析を行う。分析結果を論文にまとめ、学会発表や学会誌への投稿を行う。 2025年度以降は、研究3:乳がんサバイバーACP態度と関連要因の検討のための調査を実施する。調査には、研究2で作成した尺度を用いる。対象者は、乳がんサバイバー500名程度を予定している。
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