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壮年期血液透析患者の終末期意思決定を支援するプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K10854
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

栗原 明美  順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (50464780)

研究分担者 近藤 ふさえ  長岡崇徳大学, 看護学部, 教授 (70286425)
桑村 淳子  順天堂大学, 保健看護学部, 講師 (80615815)
中林 菜穂  順天堂大学, 保健看護学部, 助教 (80906321)
影山 孝子  順天堂大学, 保健看護学部, 助教 (20836316)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード意思決定支援 / 困難感 / 壮年期血液透析患者 / 意思決定支援の現状と課題 / 終末期意思決定
研究開始時の研究の概要

壮年期血液透析患者が、終末期の治療に対する自身の価値観を明確にし、自身で意思決定し、そして表出するためのプログラムの開発を目的に、(1)血液透析患者への意思決定支援の現状と課題の抽出(医療者)。(2)血液透析患者の意思決定(意思表示)の現状と課題および患者が希望する終末期の在り方の抽出。(3)前記(1)(2)の結果を踏まえた支援プログラムを開発したうえで、同支援プログラムの実践と評価を行う。
本研究成果は、看護師については終末期ケアの負担感が軽減すること、血液透析患者については、自身の希望する終末期支援を意思表示しておくことで、よりよいケアを受けることにつながることにある。

研究実績の概要

本研究の今年度の目的は、血液透析治療を受けている患者のケアを担う看護師を対象に、患者への意思決定支援に対する認知度や実施度、今後の実施予定についての調査と、意思決定支援を行うにあたって、看護師が困難と感じていることについて調査することであった。
結果、全国の透析治療を提供している医療施設126施設の看護師長(主任)より回答が得られた。内訳は、これまでに透析患者への意思決定支援の経験があると回答した施設は64%であったが、組織的にすでに意思決定支援を導入していると回答した施設は34.5%にとどまり、今後できるだけ導入したいと回答した施設は27.3%、導入したいと考えているが現時点では難しいと回答した施設が21.8%、今後も今のところ導入の予定は無いと回答した施設が16.4%であった。これらの結果から、血液透析患者への意思決定支援の経験はあっても、積極的に組織化して支援している施設は、数多くないことが明らかとなった。
意思決定支援をすでに導入していると回答した施設の支援内容は、対象者に終末期の意向についてパンフレットを配布したり、事前指示書にそって記載していただくことが主であった。一方、導入の実行が難しい、あるいは導入予定はないと回答した施設では、まだ意思決定支援について議論さえ始まっていないという回答や、導入意思はあっても、看護師のマンパワー不足や、知識不足、医師の協力が得にくいなど、医療者側の問題だけでなく、患者は高齢者が多いため、理解度が低いこと、通常の会話も困難である人々が多いことなど、患者側の問題もあるため、これら双方の課題から、普及していくためにはまだまだ解決すべき問題が多いことが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

調査準備、実施にかかわる時間確保が不十分であるため。

今後の研究の推進方策

次年度は、現在の手もとにある調査データの詳細な分析、論文化を進めるとともに、意思決定支援の対象となる患者側の認知度や思いについて調査を行うことを計画している。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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