研究課題/領域番号 |
22K10870
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 利憲 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (10583031)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 重度・慢性精神障害者 / 看護介入モデル / 適応行動 / 地域移行支援 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国では、精神保健医療福祉施策により、精神障害者の地域移行支援が推し進められているが、長期入院をしている重度かつ慢性の症状を有する精神障害者(重度・慢性精神障害者)への地域移行支援は一向に進んでいない。 本研究は、重度・慢性精神障害者の地域移行を促進する取り組みの1つとして、重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大するための「研修プログラム」「看護計画」「事例検討会」「カンファレンス」を導入した新たな看護介入モデル『重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大するための看護介入モデル』を構築に取り組み、その有効性を検証し、臨床活用を目指していく。
|
研究実績の概要 |
我が国では、精神保健医療福祉施策により、精神障害者の地域移行支援が推し進められている。しかし、長期入院をしている重度かつ慢性の症状を有する精神障害者(重度・慢性精神障害者)への地域移行支援は一向に進んでいない。精神科看護は、未だ問題解決型思考を基盤とした看護が主流であり、重度・慢性精神障害者の院内での不適応行動に着目し、対応することが多い。しかし、不適応行動は繰り返され、対応によっては不適応行動が増加することもあり、看護の方向性や適切な対応を見いだせずに苦慮している。よって本研究は、適応行動に焦点をあて、重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大するための「研修プログラム」「看護計画」「事例検討会」「カンファレンス」を導入した新たな看護介入モデル『重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大するための看護介入モデル』を構築し、その有効性を検証することを目的とする。今後、重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大する研修プログラムの開発し、重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大するための「看護計画」「事例検討会」「カンファレンス」「看護計画」の実施内容と方法を検討する。これらの研究成果をもとに、重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大するための看護介入モデルを構築と有効性の検証をしていく。 昨年度、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、調査対象となる精神科病院との調整が十分に行えなかったため、今年度は再調整し、重度・慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大する研修プログラムの開発に向け、調査対象となる精神科病院の調整、ならびに研究の概要説明や協力依頼を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、予定していた調査対象となる精神科病院との調整が十分に行えなかった。今年度、再度調整し調査対象となる精神科病院の調整、ならびに研究の概要説明や協力依頼を行ったが、候補先の一部の施設内では調整が進まず、まだ十分実施できてはいない。
|
今後の研究の推進方策 |
一部の候補施設では調整が進まないこともあったため、研究協力書との連携を強化と、円滑な研究遂行について協議する。再度、調査対象となる精神科病院の調整、ならびに研究の概要説明や協力依頼を実施し、慢性精神障害者の適応行動を維持・拡大する研修プログラムの開発に向け、①重度・慢性精神障害者の行動が増加・減少する看護師の対応。②重度・慢性精神障害者への日々の看護、必要となったサポート等。①②の結果をもとに、既存のプログラムの改変ならびに実施を行っていく。
|