研究課題/領域番号 |
22K10879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
浅川 翔子 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 助教 (50804118)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 外国人患者 / 看護師 / 対応能力 / 教育プログラム / 異文化 |
研究開始時の研究の概要 |
外国人労働者の受け入れ・訪日外国人の誘致・医療目的の渡航の促進などを理由に、外国人医療の需要が高まっている。医療通訳システムの構築や多言語問診票など外国人患者の受け入れ整備が促進されているが、医療現場において言語支援ツールの活用度は低く、看護師と外国人患者間の障壁は解決されていない。本研究の目的は、看護師の外国人患者対応能力を向上させる教育プログラムを開発し、その効果を検証することである。本研究の遂行により看護師の外国人患者対応における対応能力を向上させ、看護師が安心・安全に本来の能力を発揮した看護ケアを提供できるようになり、訪日外国人や在日外国人へも平等な医療と看護が提供されると期待される。
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研究実績の概要 |
外国人労働者の受け入れ・訪日外国人の誘致・医療目的の渡航の促進などを理由に、外国人数の増加に伴う外国人医療の需要が高まっている。医療通訳システムの構築や多言語問診票など外国人患者の受け入れ整備が促進されているが、医療現場において言語支援ツールの活用度は低く、看護師と外国人患者間の障壁は解決されていない。本研究では、看護師の外国人患者対応能力を向上させる教育プログラムの開発とその効果の検証を目的としている。外国人医療の需要が見込まれる救急医療領域に焦点を当て教育プログラムを開発し、教育プログラムを受講した看護師とその看護師から対応を受けた外国人へ調査を行い教育プログラムの効果を検証する。研究初年度である2022年度は、科学研究費助成事業(若手研究)「看護師の外国人患者への対応能力の向上を目的とした外国人患者対応支援ツールの開発」で検討した教育プログラムを基盤とし、予定通り次の2点に関して実施した。1点目に、米国ピッツバーグ大学看護部所属の外国人研究協力者(大学教授)、国内外国人研究協力者(有識者)、国内日本人研究協力者(大学院生)と共にオンライン、および対面での会議において教育プログラムの設計を行なった。2023年度に学会発表予定である。また、同時期に学術集会(Eastern Nursing Research Society、米国・フィラデルフィア)へ参加し、米国研究者とディスカッションを行い知見を得た。2点目に、米国ピッツバーグ大学、大学付属のシミュレーション施設、大学に隣接しているピッツバーグ大学メディカルセンターに所属する研究協力者と現地研究者・職員と会議ならびに視察を行い、教育プログラムの内容の一部であるシミュレーション教育方法と効果検証方法の検討を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は初年度に計画していた3点のうち前述の2点について実施した。3点目に、効果検証の準備として研究参加者のリクルートと海外のシミュレーション施設の利用申請を実施する予定であったが、COVID-19の感染症に伴い渡米時期が予定よりも遅れ年度末となったため今年度はその点については未実施である。また、海外シミュレーション施設の利用を計画していたが、研究協力者(シミュレーション教育に関する有識者、海外シミュレーション施設専任スタッフ)と効果検証方法の検討の結果、日本国内施設での実施へ変更予定のため、国内施設の利用申請を準備した。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に検討した教育プログラムについては、国内で学会発表予定である。2023年度は、教育プログラムの効果検証のパイロットテストを予定している。共同研究機関であるピッツバーグ大学看護学部、国内外国人有識者、教育システム設計の有識者、救急医療の有識者とオンライン・メール・対面会議等で連絡をとりながら、教育プログラムの内容の精査と効果検証に関連する評価指標、評価方法、実施場所について検討を進める。当初、効果検証のために海外シミュレーション施設の利用を計画していたが、プログラム内容検討の結果日本国内施設での実施へ変更予定である。年内に海外研究協力者が来日予定であり、国内シミュレーション施設の視察ならびにパイロットスタディを行う予定であるため、日本国内のシミュレーション施設との調整、パイロットスタディへの協力者の調整を進めていく。
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