研究課題/領域番号 |
22K10883
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
若林 留美 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (30869722)
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研究分担者 |
竹原 歩 兵庫県立大学, 看護学部, 臨床講師 (30733498)
町田 貴絵 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (40793534)
小泉 雅子 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (20727606)
水谷 美緒 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (20976790)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 心不全 / 緩和 / 教育プログラム / 看護 / 緩和ケア |
研究開始時の研究の概要 |
心不全患者の増加に伴い、心不全緩和ケアの需要も高まっており、人材育成が急務である。本邦における、心不全患者における基本的緩和ケアの担い手を対象にした教育プログラムは、医師を対象としたものに限定されている。チーム医療の中で、看護師という職種の特徴や役割期待に対応した内容を充実させた、看護師のための心不全緩和ケア教育プログラムの普及が求められていると考え教育プログラムを作成した。本研究は、心不全患者における基本的緩和ケアの普及を目指し、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」の効果を検証することを目的に実施する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、心不全患者における基本的緩和ケアの普及を目指し、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」の効果を検証することである。 2022年度は、倫理審査委員会から承認を得たのち、ホームページおよび、UMINにて研究に関する情報を公開し、研究協力者の募集を2022年9月より開始した。また、11月20日に初回の介入プログラムを実施した。研究協力への同意が得られた者に関しては、【介入群】【待機群】の割付を行い、研究スケジュールに基づき、アンケート調査(①基本属性、②緩和ケア実践尺度 (Palliative Care Self-Reported Practices Scale) 心不全版、③緩和ケア困難感尺度 (Palliative Care Difficulties Scale) 心不全版、④心不全緩和ケアに関する知識テスト)を予定通り実施している。 研究の参加・不参加に関わらず、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」への参加希望者に対して、オンライン研修(【心不全緩和ケア概論】【身体的苦痛】【コミュニケーション】【精神的苦痛】【倫理】【調整】の6つのドメインからなり、講義・ロールプレイング・グループワークを組み合わせて、1日をかけて学ぶプログラム)を実施している。 2023年度も、引き続き、研究参加者の募集を実施し、合計6回の募集で157名の研究参加の同意を得た(研究参加者の募集は2023年9月14日終了/2023年10月26日割り付け終了)。2023年度末までに、合計8回のプログラムを実施し、2024年5月26日に最終の介入プログラムを実施予定である。待機群のアンケート調査の最終は、2024年12月の予定で、その後、データの分析を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度は、倫理審査委員会の承認に時間を要し、当初の計画より、3か月ほど遅れが生じたが、その後は、研究対象者の募集・介入プログラムの実施・アンケート回収の計画に基づき、実施できている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度も引き続き、計画に基づいて「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」の実施、アンケートによる情報収集を行っていく。データがそろい次第、分析を開始し、研究成果の公表を目指していく。
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